内容説明
ユーモアがあって頭が良く、仕事では特殊な才能を発揮する。…でも、ときどき、ぼんやりしている。ときどき、記憶や時間感覚が変だ…。その人は、多重人格かもしれませんよ。
目次
第1部 解離とは何か?(聡明で年老いた魂;火曜日と思って起きたら金曜日だったの)
第2部 人類全体が抱えるトラウマ(幼児が負う心の傷;あなたが忘れている過去 ほか)
第3部 分裂したアイデンティティ(人格交代;多重人格)
第4部 正気とは何か?(なぜパーカーはパーカーなのか;真に生きるということ)
著者等紹介
スタウト,マーサ[スタウト,マーサ][Stout,Martha]
ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ大学院、マサチューセッツ・スクール・オブ・プロフェッショナル・サイコロジー、ウェルズリー・カレッジで心理学を教えたのち、現在はハーバード・メディカル・スクール精神科の心理学講師およびマサチューセッツ総合病院の臨床心理療法士。心理的トラウマを抱えた患者の治療では20年のキャリアを持つ。マサチューセッツ州ボストンで勤務、同州ケープ・アンに在住
喜須海理子[キスミミチコ]
1966年生まれ。横浜国立大学教育学部卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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6
マーサスタウトさんの本を探していたらとりあえずこれしかなかったので気が進まない題名だが読んで見た。解離、トラウマ、についてよくわかった。とても愛のある著者だと思った。ただ、なぜこんな題名なのか全くわからない。おかしい人、とか、そうゆう表現は内容には一切ないのに。2013/07/10
きむロワイヤル
5
解離性同一性障害(いわゆる多重人格)についての解説本。セラピストとしての立場からそれに至るメカニズムとその症例、対処法について書かれている。でも、それだけでなく、読み物としても良くできておりとても面白く読めた。乖離をネガティブに捉えるのではなく、人間が生きるために獲得したすばらしい能力と捉えているのは興味深い。それが、必要となくなったとき、その能力が当人とその関係者を苦しめるというのはなんとなく切ない。この本を読んで、異常と正常には線が引かれている訳ではなく、その線上にすべての人がいるという気になった。2014/01/14
鵞鳥
5
結局完璧に正常な人って居ないってことですかね・・・2012/01/21
天音春子
4
図書館本。 解離性同一性障害を扱った本。 タイトルからすると傍目迷惑な人間を避ける方法を思い浮かべるが全く違った。 解離は意外と身近だとわかった。 タイトルは誤解が大きいので直したほうがいいと思う。 2014/07/28
きるきる
4
多重人格についての本。タイトルは一体何なんだろう。ともかく、私にとってはとても良いほんでした。解離して責任のがれをするのをやめて、「自分の行動に責任を持つ性格」になること。2013/09/17
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