内容説明
「坐禅そのものが悟りである」と道元がいうように、坐禅とは見失った自分を取り戻す方法ともいえよう。自分というものを見つめ直し、悔いなく生きるための知恵を、さまざまに授けてくれる。ふだんの生活の中に、坐禅の精神を少しでも取り入れることで、悩んだり迷ったりしている人には、大きな自信が湧いてくるはずである。
目次
1章 一日を大切に生きる(きょう一日を精一杯生きることが何よりも大切;何かを身につけたいなら一つのことに徹すること ほか)
2章 坐禅の精神とは何か?(坐禅の要諦は「調心・調身・調息」にある;自己のはからいを捨て去れば自然と妄想は消えていく ほか)
3章 日常生活こそ修行の場(物品に執着すると人間らしい生き方を見失う;与えられたものには心から感謝の気持ちをもとう ほか)
4章 みずからの可能性を開くには(人間には誰にも仏性という大いなる可能性を秘めている;自分のことよりも、まず相手のことを考えたいものだ ほか)
5章 夢や目標を持とう(経験によって身につけたことは必ず生かされる;人を外見だけで判断してはならない ほか)