内容説明
雨や風、太陽に恩恵を受けながら、川のせせらぎにモノの怪を感じ、地震や火山に恐怖する。これらに具体的な姿を想像し創造したものが「もののけ」なのである。そこにはユーモアがあり、程良い「てきとう」がある。しかし、どこへ行っても明かりがある現代には、想像する必要がないのである。ならばと、明かりの中で想像した「もののけ」が本書である。素敵に愉しい大人の絵本。
目次
第1章 日本もののけ奇譚(北海道・コロポックル;秋田+青森・八郎と辰子;岩手・座敷童;宮城・仙台四郎 ほか)
第2章 福神図鑑 福神漬け(恵比須;大黒;毘沙門天;弁才天 ほか)
第3章 絵物語 恵比須大黒大戦争
著者等紹介
三沢敏博[ミサワトシヒロ]
昭和51年、大阪生まれ。イラストレーター/デザイナー/編集企画。宝塚造形芸術学校でビジュアルデザインを専攻。卒業後、デザイン会社に就職の後、知人等と編集プロダクション「編々草」を設立。CDジャケット、映画広告、雑誌デザインなどを中心に様々なデザインツールを制作。また独自の企画組合「絡繰堂」を設立し、フリーペーパー「絡繰劇場」の発行、雑誌媒体の企画、イベント企画、個展活動などを行っている
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