内容説明
折口信夫・西郷信綱・吉本隆明といった先達の声を聴きながら、氏神の神職という自らの立場から“思索と体験”の只中から、言語表現もしくは文学としての“祝詞”のことを構えず、自在な調子で平明に書き紡ぐ。
目次
第1部 ふかい森の奥の池の静謐―ある祝詞論の試み(声調論(“よむ”ということ;韻ある言葉=祝詞 ほか)
修辞論(書き言葉としての祝詞;「大祓詞」という古典祝詞 ほか)
大祓詞論(父と「大祓詞」のこと;「必勝祈願日拝会」 ほか)
神賀詞論(出雲の国の古典祝詞;島根県ってどこ? ほか)
祝詞論へ向かう日々)
第2部 スサノオ考ノート(“淋しい荒涼”弟スサノオ;スサノオという神;“出雲”という境へ)
著者等紹介
上村武男[ウエムラタケオ]
1943年、兵庫県尼崎市生まれ。神職、作家。神社本庁設立五十周年記念懸賞論文「古典古代へ還る道」総長賞、平成17年度尼崎市文化功労賞(文学)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 幕末の言語革命