内容説明
天狗にさらわれた子ども・寅吉が神隠しから奇跡の生還!その生々しい証言をまとめた異界探訪記をわかりやすい現代語訳で―。
目次
仙境異聞(現代語訳)(仙境異聞;「仙境異聞 下」(外題)仙童寅吉物語
神童憑談略記
七生舞の記)
仙境異聞 図版
解説 仙童寅吉から宮地水位へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岸田解
2
『霊的ボリシェヴィキ』と『仙境異聞』は武田崇元で繋がっている――と云うのも妙な云い回しで、そもそも内容レベルで通じているのだから、その二作が2018年に交錯したと云うことの方に、深く考えてみるべき何かがあるように思える。時代のムードのような何かが。2018/11/23
バジルの葉っぱ
1
江戸時代天狗にさらわれてその従者として過ごした後に戻ってきたという寅吉という少年の話。幼い頃から予知能力があったとも。天狗、空を飛ぶ時の様子、山の妖怪、全てが作り話とするには想像力が豊かすぎるので事実だったのかもしれないと思わざるを得ない。2022/05/31
真珠
1
異界と現界を行き来できる寅吉の話をまとめたものです。不思議な話です。ほとんど、チンプンカンプン。ない話でもないかと思う。不思議な世界と隣合わせで、世の中は動いているのかもしれない。2021/10/19