内容説明
草木の美しさに目を向け、小鳥の声に耳を傾け、歌に括した万葉びとの生活ぶりは如何なるものであったろうか。著者は、日本民族の原初における心の在り方や、そこに息づく生活に視点を合わせた解説で、私たちを万葉の世界へと誘う。
目次
第1章 草木の歌(越中の春;精霊のつく草木;神霊の宿る草木;薬用植物;染色の草木;衣服の繊維;食用の草木)
第2章 鳥の歌(春・鶯の歌;夏・ホトトギスの歌;秋・雁の歌;冬・鶴の歌;小鳥たちの歌;瑞鳥をめぐって)
第3章 生活の歌(コメ作りの生活とこころ;古代の農耕具;古代農耕の肥料;古代農耕に関する犯罪;狩猟の歌;古代の舟をめぐって;遣唐使の人々)
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