内容説明
施設と保育所の保育実践にかかわりながら、保育者の専門性としての「臨床」を追求しつづけた“保育臨床”の第一人者である大場幸夫の遺稿講義録。『こどもの傍らに在ることの意味―保育臨床論考』(2008年度日本保育学会文献賞受賞、萌文書林刊)の草稿を成した3日間にわたる「保育臨床論特講」のすべてを収録。子どもと保育者に寄り添う臨床の視点を明確にした“大場保育学”の理論の中核。
目次
序章 私の「保育学」の中身として考えたいこと
第1章 発想の航跡―特講1時間目
第2章 日常性を支える実践―特講2時間目
第3章 自分の居場所―特講3時間目
第4章 モラトリアム空間―特講4時間目
第5章 発達を捉える視点―特講5時間目
第6章 発達体験―特講6時間目
第7章 保育者の専門性としての「臨床」―特講7時間目
第8章 保育カンファレンス―特講8・9時間目
著者等紹介
大場幸夫[オオバサチオ]
1936年、水戸市生まれ。2011年、胃がんのため他界。享年74歳。東京都立大学大学院人文学研究科修士課程(心理学専攻)修了(文学修士)、東京都立伊豆長岡児童福祉園(虚弱児幼児入所型児童福祉施設)心理判定員、栃木県立保育専門学院専任講師、東京家政大学家政学部児童学科助教授、大妻女子大学家政学部児童学科教授、大妻女子大学副学長、大妻女子大学学長。専門領域、保育心理学、保育臨床心理学、保育臨床論、保育者論、保育相談・研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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