内容説明
保育所保育指針の改定により、「保育計画」が「保育課程」という言葉に改められた。「保育課程」に込められた考え方や意味は、どのようなものなのであろうか。本書では、新保育所保育指針が求める「保育課程の射程」を明らかにしつつ、子ども主体の保育の実践を具体化するための、保育課程・指導計画の作成と展開・実践への取り組みを、実例を軸に探究・解説した。
目次
1章 主体としての子ども―子ども観と保育観をめぐって
2章 保育課程の射程
3章 保育課程と指導計画の考え方
4章 保育課程が具体化されていくために
5章 従来型の計画からウェブ式へ
6章 ウェブ式指導計画の展開
7章 子どもが遊び込める園庭環境
8章 保育あれこれの工夫
著者等紹介
阿部和子[アベカズコ]
日本女子大学大学院修士課程修了(児童学専攻)。聖徳大学短期大学部教授を経て、大妻女子大学家政学部児童学科教授。柏市健康福祉審議会子ども部会長として子育てにかかわっている
前原寛[マエハラヒロシ]
東京大学文学部心理学専修課程卒業。筑波大学大学院文芸言語研究科応用言語学専攻修士課程修了。安良保育園園長を経て、鹿児島国際大学准教授。他に社会福祉法人至宝福祉会理事長、光明寺住職。保育現場に軸足を置きながら、保育者の専門性の発達について研究的関心を持っている
井上裕美子[イノウエユミコ]
鹿児島県霧島市横川町在住。1975年より安良保育園に勤務
宇佐美純代[ウサミスミヨ]
熊本県八代市在住。1987年より文政保育園に勤務
内村真奈美[ウチムラマナミ]
鹿児島県姶良郡湧水町在住。1986年より安良保育園に勤務
久留須泉子[クルスイズコ]
鹿児島県霧島市横川町在住。1997年4月より安良保育園に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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