内容説明
健康への問い―それは、人間生命の成長原理への問いであり、能力主義といった我々の社会的な意識に疑念を向け顕在化する。自ら躍動する生命主体の恒常性(ホメオスタシス)を安定させ、天年への道を営む乳幼児期からの知の在処を探る。
目次
第1部 人類が希求する天命(人の命は我にあり―天命を全うする知恵;乳幼児の身体発達と脳の発達)
第2部 生きるための運動戦略(乳幼児期の運動学習方略;運動能力の意味と健康寿命)
第3部 健康を志向する主体の回復(自らを動かす意志の働き;健康からみた人類の道)
著者等紹介
森司朗[モリシロウ]
東京学芸大学大学院修士課程教育学研究科保健体育専攻修了。鹿屋体育大学体育学部助手、東京学芸大学教育学部講師、同大学助教授、鹿屋体育大学体育学部助教授、同大学教授を歴任、現在、同大学理事・副学長。専門領域等:体育・スポーツ心理学、運動発達、博士(医学)。所属学会:日本体育学会、日本スポーツ心理学会、日本保育学会、日本発育発達学会
青木久子[アオキヒサコ]
青山学院大学大学院修士課程修了。国家公務員から東京都公立幼稚園教諭、東京都教育庁指導部・都立教育研究所指導主事、同統括指導主事、国立音楽大学教授兼同附属幼稚園長等を歴任。現在、青木幼児教育研究所主宰、実践研究・研修支援、執筆等を中心に活動している。専門領域等:幼児教育学、教育実践研究、発達臨床心理士。所属学会:日本保育学会、日本教育学会、日本発達心理学会、日本臨床発達心理士会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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