内容説明
私たちの今を生きる姿を捉えるとき、その現象を何とよぶべきであろうか。ある視点では「美」とよばれ、また一方ではそれを名づける概念をもたない。しかし、そこにはともに本質的な「生」の表現をみることができる。
目次
第1部 表現的生としての人間―美的な経験と身体(美的にみる;身体の捉え直し;デンマークの教育思想とその実践に学ぶ)
第2部 民俗学からみた表現活動(生活と表現;ハレとケあるいは常民の世界観;表現と芸術)
第3部 子どもの遊びと生活芸術(子どもの行為の意味生成;“できごと”の現れを生成する行為表現と“学び”;遊びと生活芸術―まとめにかえて)
著者等紹介
清水満[シミズミツル]
出身:長崎県。学歴・職歴:鹿児島大学法文学部卒業、九州大学大学院博士後期課程単位取得退学、ドイツ・エッセン大学留学。現在、教育市民運動ネットワーク「日本グルントヴィ協会」幹事他に九州女子大学、筑紫女学園大学非常勤講師。専門領域等:ドイツ近代思想、デンマーク民衆教育思想。所属学会:日本フィヒテ協会、西日本哲学会、九州大学哲学会、Grundtvig‐Selskabet(デンマーク)
小松和彦[コマツカズヒコ]
出身:東京都。学歴・職歴:埼玉大学教養学部教養学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。信州大学教養部助教授、大阪大学文学部助教授、同教授を経て、国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学文化科学研究科教授。専門領域等:文化人類学・民俗学、民間信仰論、口承文芸論、妖怪文化論。所属学会:日本文化人類学会、日本民俗学会、日本口承文芸学会、日本民俗芸能学会
松本健義[マツモトタケヨシ]
出身:長野県。学歴・職歴:上越教育大学大学院修士課程修了、山口女子大学(現山口県立大学)助手、同講師、鳴門教育大学助教授を経て、上越教育大学教授。修士(教育学)。専門領域等:美術教育学、学習臨床学、幼児造形教育。所属学会:大学美術教育学会、美術科教育学会、日本質的心理学会、日本子ども社会学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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