内容説明
考古学的出土資料が、完全な形で発掘されることが稀であるように、地名も伝承過程が極めて曖昧なことが多い。地名は地表面の位置・境域・風土などを明示する貴重な文化的遺産である。本書は大都市大阪の地名を発生起源別に分類し、用字から地名の変遷・歴史を解明する。
目次
地名「大阪」とは(河内も和泉も、かつては“津国”だった;各地に存在した「大坂」の地名 ほか)
第1章 政治が起源の地名(与力町・同心町;石町 ほか)
第2章 経済・産業が起源の地名(十三;北浜 ほか)
第3章 文化が起源の地名(天満;御幣島 ほか)
第4章 自然が起源の地名(梅田;長柄 ほか)
著者等紹介
池田末則[イケダスエノリ]
日本地名学研究所長。元奈良大学講師(地名伝承学)、元奈良・五條市文化財保護審議会委員・文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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