内容説明
世界的に有名なファッションデザイナー・コシノヒロコ、ジュンコ、ミチコを育てた小篠綾子さん。日本のキャリアウーマンの先駆者であり、自立した偉大な母が生き様を語る。
目次
第1章 洋服づくりはわたしの天職(糸に縁のある環境で;お転婆と日本舞踊 ほか)
第2章 娘三人の誕生と仕事(三年おきに三人の娘が誕生;心をこめて産着を縫う ほか)
第3章 娘たちの旅立ち(三人の娘がみなデザイナー;子供は親の背を見て育つ ほか)
第4章 七十四歳まだまだ現役(信仰と仕事;三人娘の合同ショー ほか)
著者等紹介
小篠綾子[コシノアヤコ]
大正2年6月15日、呉服商の長女として大阪府岸和田市に生まれる。16歳でミシン踏み修業をし、洋裁の道へ進む。昭和9年岸和田に洋裁店開店。昭和9年11月、22歳で男子服職人の川崎武一と結婚。昭和12年長女ヒロコ出産。昭和14年次女ジュンコ出産。昭和17年夫が出征、昭和18年三女ミチコ出産。昭和20年夫は中支方面で戦病死。娘3人、両親、姉妹をかかえファッションデザイナーの草わけとして活躍し、世界的ファッションデザイナーコシノヒロコ、ジュンコ、ミチコを世に出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽっぽママ
9
淡々と事実を書いたという印象でドラマの記憶で補いつつ読破w。でも面白かった。信念をもって生きている人は強いと感じました。2016/05/29
千本通り
8
現在NHKBS放送で「カーネーション」をやっていて、たぶん観るのは3回目になると思うのだが、どこまでが本当の話でどこが作り話なのか、またなぜコシノ3姉妹が「おかあちゃんと違う!」と強引に尾野真千子さんを降ろしたのか知る手掛かりが欲しくて読み始めた。 この本が書かれたのは昭和62年で、当時は自分がまさか朝ドラのヒロインのモデルになるとは思っておらず、そういう話を他人が持ち掛けても「不倫しとったもんを使うたりせえへん」と笑い飛ばしていたそうな。実際妻子ある男性とは25年間生活をともにしたと書いてある。 2025/02/19
むつこ
3
朝ドラ「カーネーション」の原作っぽい内容。ウソのような本当な話。なんとなくきれい事のように感じた違和感は後半、洗礼を受けたということで納得できた。2013/11/15
ふくみみ
3
朝ドラ「カーネーション」の小篠綾子さんの自伝。こちらは叙勲からコシノアヤコブランド立ち上げ前(アホぼんトリオのあたり)に書かれたもののようです。キリスト教に入信したエピソードや老年期のエピソードなど「コシノ洋装店ものがたり」とは構成が違っていて新鮮でした。あ、仲の良い美容院の話が安岡家のモデルなんだね。また三姉妹について綾子さんが語り、また三姉妹からそれぞれ綾子さんへの印象を語るパートも面白く読みました。三姉妹ともお母さん好きなんだねー。2012/05/13
ゆうだい
2
NHKの朝ドラ「カーネション」の主人公のモデルとなった小篠綾子の自伝。割りとこの本通りに物語が進んでいる。タンスを足で閉めて怒られるお父さんに怒られたり、洋服の代金を貰わないで怒られるエピソードもそのまま実話らしい。ドラマではなぜ出てくるかまだわからない小泉孝太郎も、この本にはこいつだなと分かる奴が出てくる。 ドラマを見てる人は、読むべきなのか読まないほうがいいのか知りたいよね。とりあえず読まないで、ドラマが終わってから読むのがいいんじゃないでしょうか。2011/11/26
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