出版社内容情報
古くからの保存食、干し柿。その作る過程を分かりやすい写真で紹介。日本の伝統的な食と、自然の力の不思議についての理解が深まる。収穫から皮の剥き方、干し方、変化していく様子など順を追っているので、実際作ることにも役立つ。
内容説明
しぶくて食べられなかった柿も、干せばおいしく食べられます。それは、おばあちゃんが教えてくれる昔からの知恵。さあ、一緒に作ってみましょう。楽しく知るうちに食べ物や命への感謝が生まれてくる絵本です。幼児~小学校低学年向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
86
娘チョイス。娘は、干し柿というものをまだ食べたことがないので、いまひとつピンとこなかった様子。単に干すだけでなく、冷蔵庫に保存することで、糖分が結晶化して干し柿の表面が白くなるのだが、私自身、そこまで仕上げた干し柿を食べた記憶がない。今度買ってみるか〜。干し芋は私も娘も好きで、よく食べているのだが。2016/03/01
たーちゃん
30
息子が選んだ絵本。写真絵本になっていて、男の子とおばあちゃんが干し柿を作ります。とっても美味しそうな干し柿が出来上がり。息子は「○○くんもつくりたーい」と言っていました。2021/01/20
はる
17
図書館本。1年生、2年生のおはなし会用に。秋の金色の陽の光の中のほしがき!今読まなければいつ読む~というしあわせなほしがきの写真絵本。わたしが子どもの頃には、「柿の実にうまく枝をつけてもぎ取る」「藁で細い縄がなう」「棕櫚の葉をさいてひもを作る(枝が取れて無くなった柿の実につかう)」いろいろな手間もあったし、むいた皮の長さ比べとかもしたっけ。あちらこちらのほしがきやあい!おいしいほしがきになあれ!カビるんじゃないよ!2014/10/25
バニラ風味
14
ぼくがとった柿。ちょっと食べたら、し、しぶ~い!!おばあちゃんは言いました。「これは、干し柿にするんだよ」。ぼくは、その柿の皮をむいて、ひもに結び付けて、干し柿を作るお手伝いをした。干し柿を作る工程、干し柿のある風景。そして、どうやったら、あの白い粉がつくか、を紹介した写真絵本。男の子の笑顔がたまりません。美味しい、干し柿。案外簡単に作れるものなのです。この絵本を参考に、ぜひ、沢山の人に作ってもらいたいなぁ。2014/09/10
けいこん
11
干し柿をつくりたくなって、子供と作りました。上手にできなくて途中でカビ生えたけど、なんとか食べました。美味しかったです。年長の子供がこれを機会に、朝の果物を(ピーラーで)剥いてくれるようになりました。2014/11/06