出版社内容情報
しょう君は泣き虫の男の子。5歳の誕生日にママがプレゼントしてくれたのは、涙を止めることが出来る、目に見えない王冠。王冠のおかげで涙をこらえることを覚えたしょう君。子供の成長を描いた、卒園・進級にぴったりの絵本。
内容説明
しょうくんはなきむしのおとこのこ。いつも「えーん、えーん」とないています。そんなしょうくんが、5さいのたんじょうびにおかあさんからもらったのは、「まほうのおうかん」。それは、なみだがピタッととまるというふしぎなおうかんで…。
著者等紹介
かたおかけいこ[カタオカケイコ]
山口県柳井市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文化センターの創作童話教室がきっかけで、童話を書き始める。自作の話を幼稚園や保育園、小・中学校、図書館などで読み語る活動もしている
松成真理子[マツナリマリコ]
大分県生まれ。イラストレーター、絵本作家。絵本『まいごのどんぐり』(童心社)で第32回児童文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
40
次女お気に入りの1冊。泣き虫しょうくんの5歳のお誕生日にママがくれたとっておきのプレゼント。ママの頭から外されたそれはは、目には見えないけれど頭に着けていると涙が止まるという“まほうのおうかん”。しょうくんは次の日から、“「まほうのおうかん!まほうのおうかん!」”とおまじないのように唱えることで涙を堪えられるようになります♡やがて幼稚園の卒園式を迎え、すっかり成長したしょうくんの姿にママは…。あぁ〜この絵本、幼稚園卒園前に親子で是非是非読むのにおすすめです〰!松成真理子さんの優しい絵にも心奪われます。2021/08/09
退院した雨巫女。
12
《書店》泣き虫なんだよね、みんな。王冠をつけると治るんだ。たまに泣くのは、外してる時なんだね。2012/02/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
まほうのおうかんをかぶったら、なきむしっていう虫をおっぱらってくれるよ、というお母さんの魔法の言葉がステキです。ホンの少し背中をおしてあげるだけで、子どもは自分でどんどん成長しますね。でもね、嬉し涙はいいんだよ、しょう君♪2019/04/04
遠い日
7
子どもたちがみんな大きくなってしまった今となっては、子どもはどれだけ泣いてもいいと思えるのですが、子育て中のその時期には、強い子になってほしいと、どの親も思ってしまうのね。おかあさんの魔法の王冠をもらって、泣き虫を克服したしょうくん。わたしは、おかあさんのことばへの信頼感がバックにちゃあんとあることに、感動します。だから、この子は成長できるのだと感じました。卒園式は、ただでさえ泣けるもの。本当に大きくなりましたね。2012/09/15
りょうこ
6
泣き虫のしょうくんに、おかあさんは「まほうのおうかん」をくれた。「泣き虫」を追い払ってくれるおうかんをかぶって、しょうくんは、これまでうわーんと泣いていたことも泣かないようになった。卒園式にお母さんと手をつないでいくシーンにはうるっときた。子どもが成長していく姿がたのもしくて、うれしくて、ちょっとさみしい。・・・なんて子どももいないのにお母さんの気持ちになってしまう。2012/07/10
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