内容説明
よちよちあるきのことりちゃんに、とびかたをおしえてあげることになったぼく。やがて、ことりちゃんがおおぞらへとびたつときがきて…。
著者等紹介
ダーハン,アンドレ[ダーハン,アンドレ][Dahan,Andr´e]
1935年アルジェリア生まれ。フランスの国立パリ工芸学校を卒業後、パリ装飾美術学校で美術を教える。絵本をはじめ、広告やCM、ポストカードなど様々な分野でイラストレーターとして活躍。温かでやさしさにあふれた画風には定評があり、日本にも多くのファンをもつ。現在はパリ在住
辻仁成[ツジヒトナリ]
東京都生まれ。1989年『ピアニシモ』(集英社)ですばる文学賞、1997年『海峡の光』(新潮社)で芥川賞を受賞。1999年には『白仏』(文藝春秋)のフランス語翻訳版『Le Bouddha blanc』で仏フェミナ賞・外国小説賞を日本人として初めて受賞。作家・詩人・映画監督・音楽家など様々な分野で創作活動を続けている。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
54
「小鳥の絵本読みたい」に応えて。巣から落ちた小鳥に飛び方を教え、鳥の仲間を紹介して、独り立ちに導くパイロットのお話。最初は手厚い看護。元気が出てきたら、だんだん難易度を高くしながら飛ぶ練習。独りで自由に飛べるようになったら、鳥仲間と群れで飛ぶ方法を学ぶ。成長の段階として参考になった。2017/02/19
読み人知らず
4
主人公がなにものかわからん。どうして飛べるんだ??とか思う。ことりちゃんがなかなか飛ぼうとしないのが面白いね2014/10/25
yuki
3
巣から落ちたことりちゃんを助け、飛びかたを教えた少年のお話。アンドレ・ダーハンさんの絵本は、色使いも優しくて眺めているだけでも癒されます。ことりちゃんの大きく開けた口やしぐさが、とても可愛く描かれています。辻仁成さんの訳だったんですね。2011/01/04
りーあ
3
よちよち歩きのことりちゃんがすごいかわいい!ことりちゃんの飛ぶ様が本当に気持ち良さそうで、(効果?)音がとても軽やか。2009/09/30
くろばーちゃん
2
こういうのってどうなんだろう。小鳥が落ちているのを見つけたら、かわいそうだけど触ってはいけないということを教えるべきではないのか。主人公は人のように見えるけど木の葉に乗って空を飛ぶ人ならぬものだから良いのだろうか。そのまま放っておいたら死ぬかもしれない、飛べなくなっちゃうかもしれない小鳥を見つけたら、誰だって飛び方を教えたくなる。そういう気持ちは大切だけど。2023/08/28
-
- 和書
- 自己破産 - 破滅を防ぐ