出版社内容情報
お米が出来ていく様子を小学校低学年からでも理解できるように優しく紹介。有機栽培での稲作を田植えから収穫まで追った写真絵本。
身近な食と自然に対する興味を深めることができる内容なので、食育にも最適。
内容説明
お米ってどうやってできるの?いちばん身近な食べ物、お米ができるまでを、美しい写真で伝えます。春の田んぼに植えられた、緑色の小さな稲。太陽の光を浴びて、人の手を借りて、すくすく生長していきます。そして、秋には…楽しく知るうちに、食べ物への感謝の心が生まれる絵本。幼児~小学校低学年向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
84
おにぎり好きの娘に。種籾を選び、苗を作り、田んぼに植える。やがて花が咲き、実がつき、稲穂が頭をたれる。刈り取りして精米まで。表紙の女の子もかわいいが、お父さんも若くてイケメンである。しわくちゃのじーちゃん、ばーちゃんが登場するバージョンもあればいいのに。読んでみたい。2015/06/27
Aya Murakami
76
図書館本。 有機合鴨農法の田んぼの稲作話。 小学校のころバケツ…というかベビーバスで稲を作ったので生で稲の花を見たことがあるのですが…。2時間しか開花しないのですね。 後、代搔き作業大変そうです。 2024/01/30
けんとまん1007
46
お米ができるまでの写真絵本。農家なので(今は米作を委託)、すべての作業がわかる。草刈とか、粗起こしおかは、畑で今もやっているので、そうそうという感じ。食べ物は、できるまで時間も手間もかかることが、わかってもらえるだけでいい。この子の表情が素晴らしいし、全てを物語っている。2020/10/17
chiaki
35
今日実家から新米が届きました!主食であるお米ができるまでの過程が、美しい写真とともに追えてとても分かりやすい。5月は、田んぼの水面には周りの風景も映し出されるくらい、まだまだ小さな稲が並ぶ。8月には大きくなった稲が一面を青々とさせ、夏の風を受けてサワサワと音をたてる。いよいよお米の実る10月には圧巻の金色の世界!!!悪天候などに左右されながら、手塩にかけて育てられお百姓さんの汗と涙の結晶のお米…たくさんの感謝の気持ちを込めて、いただきます!2020/09/27
chiaki
34
5年生にて読み聞かせ。真剣な表情で聞いてくれていて、普段口にしているお米ができる過程への興味が伝わってきました。やはり田んぼの風景の移り変わりに「うわー!」とか「すげー」と思わず感嘆をもらす子が多く、日本の誇るべき美しい風景がこの写真絵本でしっかりと伝わってる実感を得ました。関連本として教科書にも掲載の岩貞るみこさん作『お米ができるまで』も内容を紹介。担任の先生が興味を持ってくれたようでした。「お前らごはん一粒たりとも残すなよ~」と声掛けされていたのが微笑ましかったです。2020/09/30