出版社内容情報
世界初の実用型垂直離着陸機(VTOL)および短距離離陸・垂直着陸機(STO/VT)として、1970年にRAF:イギリス空軍に配備されたBAe(旧ホーカーシドレー社)のハリアー攻撃機は、その後、アメリカ海兵隊、ついでイギリス海軍のほか、スペイン、インド、イタリア、タイの各軍が採用し、おもに空母から運用する攻撃機として現在も多数機が現役にある。今特集は、最初の採用国(軍)であるイギリス空軍の後期型を中心に、豊富な写真、記事、イラストレーション、図面類を駆使して同機の全貌を紹介する。なお、本特集の発行によって、『世界の傑作機』シリーズの既刊号No.191 BAeシーハリアー、No.194 RAFハリアー (パート1)、№204 AV-8A/Bハリアー/ハリアーIIとあわせ、ハリアー全タイプが完結する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
37
RAFの退役前のハリアーに焦点を当てた本。USMCのそれと違いしみったれの財務にやられたアレは置いとくとして、やはり愛嬌のある姿。フォークランドやアフガン等で実戦も積み、、F35の運用にも色々データが生かされているだろうって感じはよくわかります。2024/04/12
おにく
21
ハリアーというと、映画“トゥルーライズ”で、アーノルド・シュワルツェネッガーが乗り込んだ有名な機体ですけど、今では完全に姿を消してしまいました。後期ハリアーはアメリカ海軍とイギリスが発注、それぞれの国で運用されましたが、安全保証の見直しで全廃を余儀なくされ、イギリスでは2010年に記念フライトを行った後、全機がエンジンを一斉停止してフィナーレを飾ったそうです。後期ハリアーの開発秘話や、歴代パイロットのインタビューも収録。こうした本を読みながら、プラモを作るのが趣味です。2024/04/08
神谷孝信
0
一番好きな戦闘機の詳細を良く知れた。32024/08/08