内容説明
ふうちゃんのハーモニカは、いつもみんなのこころをあかるくしてくれる。―これは、戦争のなかで、ひたむきに生きたひとりの少女の愛と友情の物語。小学校中級以上向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はるごん
11
小学生の時の読書感想文で書いた本。見つけたので再読。当時はどんな感想を書いたのだろう。あとがきを読んで実際の出来事だった事を知る。当時は あとがきまで読まなかっただろうな。地震の話も戦争の話もその後の話も読みながらツラくなる。悲しくなったらハーモニカを吹く、その時は私を思い出して、そんな言葉が印象的。ハーモニカの音色でふうちゃんを思い出すみんな、音楽には不思議な力があるのかも。2018/02/22
キカゼ
2
小学生のときに、読書感想文に書いた本。初めて自分から、戦争関係の本を取りましたね。内容はあんまり覚えてないけど、小学生ながら、夢中で読んでました。
そのじつ
1
終戦の一年前から話は始まります。三年生のあやこと親友のふうちゃん、あやこの弟ひろしが主要な人物です。あやこは作者の西野綾子さん自身がモデルで、実際の出来事を下敷きに書かれたそうです。淡々とした口調で、でも感じた事、思ったことを素直に綴った物語。自伝的作品でありながら、容赦なく降りかかってくる運命を情に流れず、読者にそのまま差し出す筆致に感嘆を覚えます。2011/09/10
さゆカピ
0
1996(小2)読了
m
0
★★★★☆2016/07/20




