出版社内容情報
子どもも大人も虜にした、不思議な絵童話『たまごのはなし』第2弾!おはなしかいを舞台に、ほらふきいちじくが大かつやく!こよいはなすは、まことのぼうけんものがたり。どうぞごゆるりとおたのしみください。第1話 ぼうけんのはじまり、第2話 オレンジのなみだ、第3話 キッチンでおきたこと。
内容説明
しおたにまみこの絵童話待望の第2弾。ほらふきいちじくのだいぼうけん。
著者等紹介
しおたにまみこ[シオタニマミコ]
1987年、千葉県生まれ。女子美術大学工芸学科卒業。はじめて制作した絵本『やねうらおばけ』で、2014年第15回ピンポイント絵本コンペ優秀賞を受賞し、絵本作家となる。繊細な鉛筆画で描き出す独特の世界が、読者を引きつける。初の絵童話作品となる『たまごのはなし』(ブロンズ新社)で、第28回ブラチスラバ世界絵本原画展金牌、第27回日本絵本賞大賞他数多くの賞を受賞。作品に『そらからきたこいし』、『やねうらべやのおばけ』、『さかなくん』(以上偕成社)などがある。三人姉妹の末っ子。きれいな石と昆布が好き。好きな果物は柑橘類(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
229
しおたにまみこ、3作目です。1年3か月前に読んだ『たまごのはなし』第2弾!、シュールな世界観は相変わらずですが、無花果と卵🥚では役者が違いました。私はいちじくも好きなので、ふるさと納税で申し込みました(笑) https://www.bronze.co.jp/books/9784893097156/2023/02/15
やすらぎ
215
たまごは前作同様に冷静で、マシュマロは相変わらず美味しそう。はっかあめはとても可愛くて、ビスケットは少し切ない。みんな豊かな表情で冒険物語に耳を傾けている。いちじくは困難を次々に解決していく。相手を傷つけることなく眼力凄まじく、威張るのはかっこ悪いんだよ、ビシリと諭している。まだ未熟な果実なのに柔軟でたくましく、みんなの憧れの存在になって甘く熟していく。刺激のあるレモンの気持ちもよく分かる。どうしても甘さが欲しくてオレンジのなみだが欲しかったんだ。せめてライムのように、爽やかで香り豊かならいいんだけどね。2023/08/20
しんごろ
204
彼はピン芸人、作家の類いの物書き、それともただのホラ吹きさんなのか。話を引き込ませる話術はすごい。マシュマロのツッコミの一言に、大きく息を吸い込むはめになったときは、いちじくだけに一時苦になったかもね。いちじく、大物なのは間違いない。いちじくのサイン会に行ってみたい。2023/08/27
☆よいこ
111
シュール系児童書。大人にも。《いちじくのお話し会》張り紙を見たたまごとマシュマロは、夜の果物かごの前でいちじくの話を聞く▽[ぼうけんのはじまり]旅の途中、ハエに悩まれさている町に行く。いちじくは知恵を働かせハエを捕まえる[オレンジのなみだ]大海原でレモン海賊と対決[キッチンでおきたこと]伸びるわっかで争いが起こる。いちじくのアイディアで一件落着▽いちじくは一流のストーリーテラー「このはなしが うそか まことか。そんなことは ささいなことです」2023/05/08
とよぽん
94
新着図書から借りた。表紙のいちじくを見た瞬間に、にやけてしまった。愛嬌のある姿だ。そして、物語がまた面白くて引きこまれる。登場人物?もそれぞれ表情やしぐさが愉快。「いちじくのおはなしかい」私も聞いてみたい!2023/03/31