出版社内容情報
発想えほん第3弾!ヨシタケシンスケが「死」をテーマに挑む。しんだらどうなる?しんだあとのこと、生きてる間に考えてみよう。
内容説明
しんだらどうなる?どうしたい?いきてるあいだに考えてみよう。ヨシタケシンスケの発想えほん、第3弾。
著者等紹介
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表。絵本デビュー作『りんごかもしれない』で、第6回MOE絵本屋さん大賞1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞、『りゆうがあります』で、第8回MOE絵本屋さん大賞1位など、数々の賞を受賞し、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
632
今一番旬の絵本作家ヨシタケシンスケ、4作目です。今週の王様のブランチのBEST10にもランクインしていました!こんな面倒臭いおじいちゃんがいたら実際は厭ですが、死、死生観を考えさせる一冊!死をポジティブに捉えていて、子供に楽しく学ばせるには最適です。今回はブルーが大変印象的でした。2016/05/07
ヴェネツィア
573
ヨシタケシンスケ・作。亡くなったおじいちゃんのノート「このあと どうしちゃおう」が出てきた。そこには「よてい」として天国での生活が書かれていた。それを読んで、いろいろと考えに耽る「ぼく」。どのページもとっても面白い。「てんごくへいくときのかっこう」などは、まるでバード・ウオッチのハイキングに出かけるみたいだ。なにからなにまで、おじいちゃんに都合の良いことばかり。でも、ほんとうはおじいちゃんは…。今の「ぼく」にできる精いっぱいの、しみじみとした追悼。心に沁みる絵本。2025/03/30
zero1
568
死から始まる物語。正面から死を描いたヨシタケ流、哲学絵本。じいちゃんの死後に見つかったノート。じいちゃんは、どんな気持ちで何を書いたのか。死後の世界はある?天国と地獄はどうなっている?地獄の一日は、当たっているのかもしれない(後述)。生きることと死ぬこと。この世に生きるすべての生き物が経験するのに考えることは少ない。死を想うからこそ、人は生きていることを実感し明日に生かせる。子どもはもちろん、大人も読んで深く思考する。読んで損のない一冊。2020/05/06
小梅
434
ヨシタケさんにかかると、おじいちゃんの死さえも明るく楽しくなります。おじいちゃんの映画「The Life of Grandpa」のポスターが素敵です(^_^*)2016/05/01
舟江
315
おじいさんの死を通して、本人の生を考えさせる着眼点の素晴らしい本であった。子供に恐怖を与えないで、死を理解させることは、難しいと思う。2017/04/06