内容説明
はっぱかな?かれはかな?こえだかな?木かな?自然の中に身をひそめる昆虫たちの絵本。
著者等紹介
今森光彦[イマモリミツヒコ]
1954年、滋賀県大津市生まれ。大学卒業後、自然写真家を志す。世界各国を取材する一方、人と生きものが共存する琵琶湖周辺の里山を撮り続ける。子どものころから身につけてきたペーパーカット作者としても素晴らしい仕事をしている。第20回木村伊兵衛写真賞、第42回産経児童出版文化賞大賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Kawai Hideki
90
今週の娘イチオシ。擬態が得意な昆虫の写真絵本。表紙のオオコノハムシ以外にも、マルムネカレハカマキリ、キノボリカレハバッタなど、木の葉に似た昆虫が多い。その他、キノハダカマキリやキノハダギス、エダナナフシなど、木の枝や幹に似た昆虫、イシバッタなど石に似た昆虫なども。特にすごかったのは、蘭の花にそっくりなハナカマキリ、交尾をする時にフクロウそっくりの柄が浮かび上がるフクロウチョウ、バラのトゲそっくりなバラノトゲツノゼミ(そのまんまのネーミング…)。突然変異でこんなに似るものだろうか。昆虫達の強い意志を感じる。2016/04/29
しゅわ
49
【図書館】いわゆる擬態やカムフラージュとよばれる昆虫の“巧妙なマネっこ”の写真集…読友さんに教えていただいた一冊です。チビとふたり、ウォーリーを探せ!?の感覚でタップリ楽しみました♪ 美しい写真だけでなく、巻末でそれぞれの昆虫に関してきちんと解説されているところも良いですね。 なぜ?ここまで細部までみごとな変装をするのか?ということに関する今森さんの考えが、とても素敵でした。2014/11/17
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
37
擬態の写真絵本。本当にそっくりでびっくりしてしまう。解説で、どうしてそんな進化をしたのか、という話が書いてある。これはあらゆる年齢の人にお勧めです。出てくる虫のことも詳しく書いてある。子ども向けにするにはもったいないくらい。2014/10/31
かおりんご
33
写真絵本。生活科の虫探しの導入に使おうと思って借りました。ここまで擬態している虫は、近所の公園にはいないだろうけれど、虫探しに興味をもってくれたらいいな。2015/09/13
たーちゃん
28
息子が選んだ絵本。葉っぱや枝や岩にそっくりの虫たち。息子と、これどこに虫さんいるー??と二人で絵本に顔を近付けて探したものもいました。実際目の前にこんな虫がいたらびっくりするだろうなぁ。2020/10/01