著者等紹介
チェソンオク[チェソンオク]
1969年、韓国ソウル市生まれ。東国大学で国文学を専攻。現在はオルタナティブ・スクールの教師として活動。『あめのひに』で絵本作家としてもデビュー
キムヒョウン[キムヒョウン]
1987年、韓国ソウル市生まれ。大学でテキスタイルデザインを専攻。在学中に『幸せはぼくのそばにいます』を刊行。『ミンジとリス』で、「2013年『少年韓国』優秀子供図書」文学部門選定
星あキラ[ホシアキラ]
鳥取県生まれ。大阪外国語大学卒業。コピーライターの仕事で世界各地を訪問するうちに韓国の絵本と出会い、翻訳をはじめる。2014年1月急逝
キムヨンジョン[キムヨンジョン]
1981年、韓国ソウル市生まれ。韓国放送大学日本語科で日本語を学び翻訳をはじめる。台湾在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
47
雨の日が続きます。延々続きます。そこに最初はアリさん家族、どんどん雨が強くなってきて、ハリネズミ、にゃんこ、クマ!遂に床上浸水になったところにワニ!外にはクジラ🐳家に避難した動物たちとクジラさんの背中にのって避難。やっとやんで、虹🌈。絵もかわいくて、見返しも楽しめて得した気分。2025/03/02
ゆるり
23
さて、梅雨入りしたので。絵が楽しいです。アリさんにジュースあげてるとか、猫が金魚とろうとしてるとことか、細かいとこまで面白いです。女の子は鍵っ子なんですね。世話好きでおおらかで、好奇心旺盛ね。水がどんどん上がってきたら怖いと思うけど、めったにない状況を楽しめる余裕もあります。くじらにも乗れて、雨も止んで、ラストにはみんなに、素晴らしい景色が^_^2020/06/11
みさどん
21
外が雨で浸水してくると、いろいろな生き物が避難させてと申し出てくる。アリからクマまで。上へあがると外には潮を吹いたクジラがみつかる。子どもの空想の楽しさが満載。クジラの青を主体とした絵がなんとも素敵。泥水が家に入ったあとの大変さは甚大だけど、子ども心には冒険心が一番なのだ。あちこちに細かい絵や登場人物があって、それも楽しめる。2025/02/22
マツユキ
18
ひどい雨が降る日、女の子が一人で家にいると…。一人で不安だろうし、災害と言っていいほどの大雨ですが、色んな生き物が家を訪れ、楽しそう。こんなのまで!想像の楽しさが伝わってきました。2022/06/14
じょうこ
13
雨の日に、図書館へ予約の本を取りに行ったらこの本が出てきた。出会いからうれしかった。見返しからストーリーは始まる。黄色い傘をさした女の子が背中を丸めてザーザーぶりの雨の中を行く。左のほうに何やら絵が描かれているのだけれど、表紙カバーで隠れている。隠れてくれてよかった(私は読後に気づいた)。扉絵で女の子は家のドアを自分で開ける。その後は蟻さんから始まり、いろんな動物たちが雨に濡れてやってくる。雨はどんどん降ってくる…。センダックを思わせる、子ども自身の内部は無限に広がるよ、と教えてくれる絵本だなと思った。2024/04/03