内容説明
設計士/鉄工員/エレベーター工/現場監督/とび工/測量工/照明コンサルタント/そば屋のおかみさん/広報他、世界一高いタワーはこうしてできた!―。タワーづくりの現場を、2年半かけて徹底取材、ひみつの情報満載の東京スカイツリーオフィシャルファンブック。
著者等紹介
鈴木のりたけ[スズキノリタケ]
1975年、静岡県浜松市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、絵本作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
69
『しごとば』シリーズの東京スカイツリー編。東京スカイツリー完成までにかかわる設計から広報までありとあらゆる職業とその周辺の人々の職場と仕事内容が紹介されています。ダイナミックかつユーモアを交えた緻密なイラストで楽しめます。東京スカイツリーに負けない?力作だと思います(笑)。 2019/05/16
ぶんこ
57
2年半をかけて出来上がったとあって読み応えありでした。特にクレーンの中が2畳程あって、冷蔵庫を持ち込む人もいるとは驚き。この中に1日中入っていて、トイレもこの中で済ませるというのも驚きました。クレーンのある場所が高所だけに、慣れるまでは落ち着かないでしょうね。クレーンが高所に上がっていく仕組みが解ったのも嬉しい。トビの人の高所での絵にはゾクゾク。凄い仕事です。設計から機械工などの職人さん、現場売店のおばさんや地元商店街の人々まで取り上げられている。それだけに臨場感が伝わってきました。素晴らしい本です。2017/08/18
Tonex
27
東京スカイツリーをつくる仕事の現場を絵本にしたもの。徹底した取材をもとにツリーに関わるさまざまな職業を描く。▼設計士、鉄工員、現場監督と職人たち(とび職人、溶接工、測量工、鍛冶職人)、クレーンオペレーター、照明コンサルタント、エレベーター工、広報、地元の人びと(藤細工職人、車夫、そば屋のおかみさん、銭湯の主人)▼個人的には本論より小ネタが面白い。すべてのしごとばのどこかに必ず描かれているシロクマ。さりげないダジャレ(LAWSONの看板をよく見たらLAWSOKUと書いてあったりする)。2016/02/27
みさどん
25
あのでっかいタワーを造るんだから、一般人には建設仕事の内容なんて予想もつかない。それを漫画チックに図解的に紹介してあって、おもしろかった。誇張もあるだろうけれど、長い建設期間には仕事場に花や分別ごみ捨て場など設置されてることもありうるよねと。細かいグッズや言葉遊びもおもしろかった。鉛筆一本も落とせないから体にひもで固定ってリアル。高い所が苦手な人も命綱でできちゃうんだと、フォレストアドベンチャーでハーネスを体験してしみじみ思えた。2017/08/07
焼きそばん
19
東京スカイツリーは下から眺めるだけであったが、何人の溶接工の人がこの柱一本一本をつなぐのにどれだけの時間をかけて何を考えて作っていたのだろう、クレーンオペレーターのクレーンの中が細かすぎて関係者しかわからないレベル。スカイツリーを学ぶにはこれが一番てっとりやすいですね。もちろんおすすめです。2016/09/22