内容説明
お金で買える便利さと不自由さ、暮らしと経済を見つめ直す考察絵本。買えるものが物だけではないということを教えてくれます。巻末にまとめのアンケートを収録。
著者等紹介
五味太郎[ゴミタロウ]
1945年、東京生まれ、絵本作家。子どもから大人まで幅広いファンを持ち、その著作は450冊を超える。世界中で翻訳出版されている絵本も71種類19カ国に拡がっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大福
70
お金で色々な物が買えてしまう。普段は考えることもない事がお金で買えてしまう事を五味太郎さん独特のイラストで教えてくれます。2018/09/11
seacalf
68
NHK『理想的本箱』の「もっとお金が欲しいと思った時に読む本」の回で紹介されていたお金で何を買う事ができるかという考察の絵本。単純に物を買う事だけでなく、それに付随してくるものごとについてユニークさを交えながら提示、唸らせてくれる。たとえば、お菓子。お金でお菓子を買う事ができ、美味しさ、楽しさ、嬉しさを買う事ができ、ついでに虫歯も買う事ができ、さらに虫歯の治療を買う事ができますと続く。紹介しているもので面白かったのは「運だめし」と「学校へ通う権利」。ひねりの効いた考察に大人はきっとニヤリとするはず。2022/10/19
まるす
22
そのお金で何を買ったのか多面的な見方が楽しい。ときに辛辣なものがありよい。2024/03/17
喪中の雨巫女。
19
《図書館-通常》買える物って、こんなにいろいろあるんだね。2013/10/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
お金で何を買うことができるかを考える絵本。「モノ」はもちろん、「サービス」なるほどねぇ、と読んでいくと、「気分」えっ?でも納得。「虫歯」だって買うことができるって(笑) 五味さんワールド満載のこの本も買えちゃう!2021/05/03