内容説明
ロシアの民話でトルストイがお話としてまとめた世界的な名作『おおきなかぶ』が斬新なイラストレーションと中井貴恵の楽しい訳でまったく新しく生まれかわりました。1999年度英国マザーグース賞受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
28
まず、かぶが黄色いのが日本と違いますね。かぶの引き方も違います。「おじいさんと おばあさんと 1とうのちゃいろのウシと 2ひきのころりんブタと 」と出てくる動物も違います。それに何と言っても擬音が「ばひょ~んんん!」とおもしろい。絵も個性的。従来の『おおきなかぶ』とはだいぶ印象が違うけれど、これはこれでよいと思います。2016/06/30
ベル@bell-zou
23
おじいさん、おばあさん、カナリア6羽、ガチョウ4羽、メンドリ4羽、クロネコ3匹、ブタ2頭、ウシ1頭、ネズミ1匹、の、全部で24の力でおおきなかぶに挑む。”かたむきかけたふるいうち”を二回繰り返し強調。絵も楽しいけど、読み聞かせがとても楽しいに違いない。2019/01/26
サルビア
20
これはだれでも知っているあのおおきなかぶのお話ですが、絵がいいなとおもいました。それに中井貴惠訳というのも気になりました。「それっ うんとこしょ! あ どっこいしょ」というかけ声がいいな。2016/09/07
コージー
12
図書館でみつけ、気になって読んでみました。登場する動物も増え、内容も膨らませてあって、これはこれでありですね。感情がこっちのほうがはっきり書いてあります。2013/09/29
いろ
11
写真絵本「1ねん1くみの1にち」で,小1息子も学校で習った「おおきなかぶ」が出て来たので。福音館の有名な絵本でなく「動物が違う」異質らしいタイプを選んでみた。話の大まかな流れは同じだけど,登場する動物が農場っぽくていい。その数も1,2,3,…,6となっているので,数遊びが楽しいお年頃には楽しい。どんどん増えていく繰返しはリズミカル,動物達の絵もユーモアたっぷりに描いてあり,動きもコミカル,予想以上に楽しめた。息子と一緒に,イマイチ役に立ってないっぽい動物を見つけて笑ったり。2015/02/05
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