内容説明
高齢者の健康と脳を守るための食事術。高血圧、高脂血症の数値を気にする人ほど病気になる。コレステロール値が低い人から認知症になっていく。87歳、死の直前まで元気で頭脳明晰だった老年医学研究者による最後の書!
目次
第1章 人間の寿命とコレステロールの本当の関係(平均寿命50歳の壁 実は、20世紀はじめまで、ヒトの平均寿命は50歳に満たなかった;20世紀はじめのコレステロールと動脈硬化の動物実験研究 人間は草食動物なの?肉食動物なの?;「コレステロール悪者説」の台頭 フラミンガム研究がコレステロールを悪者にした?;「コレステロール悪者説」の終焉 つまり年をとるほどコレステロールが高いほうが長生きする!;「コレステロール悪者説」はなぜ出現したか? その背景にあったのはマーガリンを売るという策略?)
第2章 間違いだらけの長寿論(日本の場合 突然日本に広まったコレステロール治療方針;アメリカなどの対応 アメリカではコレステロール悪者説を撤回していた;「コレステロール悪者説」の終焉に貢献した諸研究 やはり、フラミンガム研究の初期の考えは間違いだった;ハワイの日系人の研究のインパクト―代表的な移民研究― 動物性タンパク質を多く摂っているほうが長生き!;相次ぐ長寿伝説の崩壊 長寿村で食べているものに秘密はあるのか? ほか)
著者等紹介
柴田博[シバタヒロシ]
医学博士。日本老年医学会老年病指導医・専門医。1937年北海道生まれ。1965年北海道大学医学部卒業。(特養)町田誠心園最高顧問、日本応用老年学会理事長、HSOA Journal of Gerontology & Geriatric Medicine編集委員、東京都老人総合研究所(現 東京都健康長寿医療センター研究所)副所長ののち名誉所員、桜美林大学大学院老年学教授、人間総合科学保険医療学部長などを歴任。学際的老年学の研究と教育を一貫して続けてきた。2024年12月死去、享年87(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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