内容説明
2500人の臨終を見てきた医者が語る、尊厳死と安楽死のあいだ。
目次
第1章 家族の問題(「お前がお母さんの最期をブチ壊した!」と兄から怒られました;寝たきりになって4年。母の胃ろうをはずしたいです ほか)
第2章 医療者の問題(自宅での入浴死―「死因」はどう書けば?;患者さんに対して「死んでしまえ!」と毎日呟いている私がいます ほか)
第3章 「老い」と「病」の問題(勝谷誠彦さんの命を奪ったのは、お酒ですか?;「免疫力」を謳う人は、インチキですか? ほか)
第4章 コロナ禍のなかの死(コロナで17人死亡。もし長尾先生が「茨戸アカシアハイツ」の関係者だったら?;もしも、医者も看護師もいないところで「コロナ看取り」になったら、介護士はどうすれば? ほか)
第5章 尊厳死と安楽死のあいだ(「人生会議」は不要です。どうすればいいですか?;鎮痛、鎮静、安楽死。その違いとは? ほか)
著者等紹介
長尾和宏[ナガオカズヒロ]
昭和33(1958)年6月生まれ。香川県出身。昭和59年東京医科大学卒業後、大阪大学第二内科に入局。昭和61年より大阪大学病院第二内科勤務。平成3年より市立芦屋病院内科勤務。平成7年に、尼崎市に長尾クリニックを開業、外来と在宅医療を両立。また、高齢者の健康、終末期医療、尊厳死・平穏死について硬軟自在な論調で多くの提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。