内容説明
イギリスで見つけたモグラの古い標本と、不可解な日本語のラベル。そこから、100年の時を超える研究の旅が始まった。そして見えてきた、財閥ロスチャイルドとの関係とは?『標本バカ』の川田伸一郎が放つ、標本謎解きミステリー!
目次
序章 あるモグラの標本ラベルが、僕とアラン・オーストンを引き合わせた
第1章 古い標本の向こうに見えてくるもの
第2章 動物学誕生前夜、残された動物たちの記録
第3章 日本の動物学の夜明け
第4章 ロスチャイルドと海南島の採集人
第5章 オーストンの交流歴
第6章 一〇〇年前の横浜
第7章 オーストンを追って、一〇〇年の時を超える旅へ
著者等紹介
川田伸一郎[カワダシンイチロウ]
1973年岡山県生まれ。国立科学博物館動物研究部研究主幹。弘前大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程修了。名古屋大学大学院生命農学研究科入学後、ロシアの科学アカデミー・シベリア支部への留学を経て、農学博士号取得。2011年、博物館法施行60周年記念奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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