内容説明
不登校の少年画家が描く魂の欠片。東大先端研“異才発掘プロジェクトROCKET”第1期スカラー候補生、初の作品集。
著者等紹介
濱口瑛士[ハマグチエイシ]
2002年東京都世田谷区生まれ。「異才発掘プロジェクトROCKET」第1期スカラー候補生。3歳頃から絵を描き始める。言語IQが133あり、物語を作ることも得意(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こうちゃ
16
東大先端研“異彩発掘プロジェクトROCKET"第1期スカラー候補生”初の作品集。TVでも取り上げられたらしいけれど、知らずに図書館で出会った一冊。偶然、中山智幸氏の〔暗号のポラリス〕と同時進行で読んでいたので相乗効果があった。発達に偏りがあっても、何か突出する才能があり誰かに見つけてもらえるチャンスがあるって素晴らしいことだと思う。2016/01/07
しろくま
14
耳鼻科にて。小学校時代いじめられていたという濱口瑛士くん。東大先端研異才発掘プロジェクト"ロケット"の第1回スカラー候補生だそう。普通じゃないことは、日本の小学校では生きずらいのかもと思いました。どうして枠にはめたがるところがあるからね。。居場所を見つけられてよかったと思いました。何事も平均にできるよりも、今の時代、突出した何かがあることはむしろ強み!彼がこの先どうなっていくのか楽しみです。2018/10/04
いたいけなべあ
10
学校、という箱に収まりきらない子どもたちが、「みんなとおなじことができない」ということだけで切り捨てられたりはじかれたりする、今の教育。 その才能の凹凸の、凹だけをみて評価してしまう危うさ。凹を埋めることだけじゃなく、凸の部分をより一層伸ばすことを考えることの大切さ。 瑛士くんは東大先端異才発掘プロジェクト ロケットと出会ったことでその絵と文の才能をのびのびと伸ばし続けている。 彼の世界の広がりは、たくさんの悩める凹凸くんたちの一つの灯台になるんじゃないかな。2015/08/15
とりぴよ
6
テレビで拝見して。学校では辛い目にあったようですが、こうやって才能を開花させるチャンス「異才発掘プロジェクト」に巡りあえてよかったですね!「久遠の航路」におさめられた作品は、機会あったらぜひ実物を見てみたい。最後のお母さんのあとがき「その頃、私は瑛士のことを『何て面白い子なんだ!大人になったらいったいどんな人物になるのだろうか』とわくわくしながら育てていた」に、私も忘れていたことを思い出した。2015/09/30
ぽれぽれ
4
私は周囲の無理解に苦しめられて18年間を生きてきたけれど、濱口くんは才能を認めてくれる大人に出会えて良かったね。平均から大きく逸脱した人間は他人と混じり合えないと、よく言われるものだけれど、無理に混じり合わなくていいよね。2015/08/03




