内容説明
37曲を厳選、各作品への想いを書き綴るとともに、227CDを徹底批評!!ベートーヴェンのCD選び決定盤!!
目次
交響曲
管弦楽曲
協奏曲
室内楽曲
ピアノ独奏曲
声楽曲 ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123
特別寄稿 宇野功芳指揮のベートーヴェン交響曲を聴いて(佐藤久成)
著者等紹介
宇野功芳[ウノコウホウ]
1930年5月9日、東京生まれ。本名は功。国立音楽大学声楽科卒業後、1953年より評論活動をはじめる。現在、『レコード芸術』誌の月評を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kao
4
★4.1 音楽評論家としての宇野功芳氏の【功罪】は多数の人が言葉を尽くしている。確かにこの本でも歴代演奏への評価◎や△などは、かなり違和感があった。しかし「読み物」としては面白い!面白過ぎる。例えばピアノ・ソナタ第28番イ長調(1816年作曲)を紹介する頁(P.255)にベートーヴェンの子の名前とその母親の名を書いている。それも断定口調で!研究者でもないのに笑。いやいやそんな感じのベートーヴェン名曲紹介集である。クラシックを庶民に広く浸透させるには宇野氏のこの手法で良いのだろう。 2019/09/01
shin1ro
1
音楽評論界の重鎮にして、カラヤン信者である自分にフルトヴェングラーやミュンシュの魅力を教えて下さった宇野先生。交響曲から協奏曲・ピアノソナタなど、ベートーヴェンの主要な楽曲それぞれのオススメCDを紹介・解説されています。そのクセの強いチョイスはほぼ予想とおりで、カラヤンの名など悪口でしか出てこないのも想定内ですが、HJ.リムの破格の扱いには思わず苦笑。将来先生が後悔することになりゃしないかと、チト心配です。S藤先輩に教えていただいて以降愛聴しているクリュイタンス盤が入っていないのも意外と云へば意外。2013/09/01