内容説明
あなたはどんな人を見て、「この人、バカだな」と思いますか?本邦初のバカ調査アンケートを基に、ストレスが軽くなるバカの見方を伝授。
目次
プロローグ いつから「バカ」と言えば政治家の名が挙がるようになったのか
1章 何が「バカ」で、誰が「バカ」?(あっちもこっちも「バカ」ばかり;「バカ」だからイライラするのか、イライラしているから「バカ」に思えるのか ほか)
2章 「バカ」は、性格か(人それぞれをいかに見るか―どういう人を「バカ」と思うのか;クロニンジャーの4次元気質、あなたの気質傾向は? ほか)
3章 「バカ」と言っている自分が「バカ」!?(「バカ感度」は、性と年齢でまず違う;あなたの「バカ感度」を計算式で予測する ほか)
4章 「バカ」の定義を超えて(気質の極端な組み合わせから人格像を想像する;人間関係構築のテクニック ほか)
著者等紹介
篠原菊紀[シノハラキクノリ]
1960年、長野県生まれ。東京大学教育学研究科博士課程を経て、諏訪東京理科大共通教育センター教授、学生相談室長、東京理科大総合研究機構併任教授。専門は応用健康科学、脳神経科学。多チャンネルNIRSと視線追尾システム、心拍解析を使って、日常生活での脳や体の活動を調べている。企業や地域との連携をはじめ、テレビや雑誌などでも、様々な脳実験や解説などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
12
人はどのような相手に対して馬鹿であるという判断をするのか.一人ひとりその判断基準は異なってくるであろう.しかし,多くの人間の意見を集めれば,どのような傾向の人が,どのような行動を馬鹿であると判断することも,ある程度まで可能となる.2012/07/11
ハル
9
今抱える憂鬱とイライラ解消の糸口を求めて探し当てた本。行動や心理の原因を知り理論で感情を沈静しよう作戦。その司令塔たる脳を科学する。タイトルにおっ!帯の文句にクスッ。バカ調査に始まりバカをとことん分析、バカの謎に迫っている。実に面白く学び、良き気付きを得ることができた。バカを裏返せば己の未熟さが現れる。4章と総締めの鋭さには我が身に刺さるものがある。自分の感情は認めてあげよう。けれどネガティブなイヤイヤ回路にブレーキを掛け、“仕方ないなあ”と微笑むくらいの思考切り替えスイッチを持つ努力もしたい。2019/06/09
Humbaba
6
話の合わない人間と一緒にいることはストレスが溜まる.しかし,付き合う人間全てが良い人間ということはありえない.どのような人間を不快に思うかを知ることは,そのストレスを僅かではあるかも知れないが低減してくれるだろう.2013/02/19
yngerk
2
学術的な見地から、典型的な馬鹿を6タイプに分類。 さらに各タイプと脳の気質との相関関係を示す。 少し物足りない感もあるが、入り口として面白かった。2014/07/03
アイス食べたさ
1
すごく当たり前のことだけど自分がバカだなぁって思うような人のことをそう思わない人もいて、それは相手の生まれ持った気質や築き上げてきた性格をどう受け取るかも見る側の気質や性格によって大きく左右されやすいからなんだなってことに気づかされた。2013/05/19