続・竹林はるか遠く―兄と姉とヨーコの戦後物語

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続・竹林はるか遠く―兄と姉とヨーコの戦後物語

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784892959967
  • NDC分類 936
  • Cコード C0097

出版社内容情報

朝鮮半島で数々の苦難を乗り越え日本へ引き揚げてきた好と擁子の姉妹。
帰国後、兄が合流し兄妹3人肩を寄せ合いながらシベリア抑留中の父を待ち続ける。
そんな兄妹にさまざまな苦難が降りかかる―
終戦直後の京都を舞台に、ひたむきに生きる兄妹たちの姿と家族の絆を描く愛と感動の物語。

内容説明

70年前―。朝鮮半島引き揚げ者、13歳の少女ヨーコ。終戦直後の日本での貧困、濡れ衣、いじめ。想像を超える苦難を兄妹3人で生き抜いた。27年の時を超えて邦訳出版された前著「竹林はるか遠く」とともに刊行が熱望されていた続編。Best Book優秀図書選定。

目次

第1部(一緒になれて;火事だぁ!;引っ越し;病院で;朝;とがめられて;学校で;乱れた道徳;警察の鑑識課にて;腕時計紛失;ついに解決)
第2部(お父様は殺されてしまったの?;蚕;大晦日;絹糸;橋の下の掘っ立て小屋;湊さん夫婦と共に)
第3部(二十か月―ある秋の日)

著者等紹介

カワシマ・ワトキンズ,ヨーコ[カワシマワトキンズ,ヨーコ]
1933(昭和8)年、青森で生まれる。生後六か月で南満州鉄道(満鉄)に勤務する父に連れられ、家族で朝鮮北部の羅南(現在の北朝鮮・咸鏡北道清津市)に移住。1945(昭和20)年、敗戦の間際に母、姉とともに羅南を脱出、朝鮮半島を縦断する決死の体験を経て、日本へと引き揚げた。帰国後、京都市内の女学校に入学。働きながら学問に励み卒業すると、大学の夜間部で英文学を学ぶ。卒業後、米軍基地で通訳として勤務していたが、結婚し渡米。アメリカの子供たちに日本文化を伝える活動をしていた

都竹恵子[ツズクケイコ]
1952年福島県いわき市生まれ。都竹学習塾塾長。佛教大学(通信教育課程)文学部英米学科卒業。佛教大学大学院(通信教育課程)修士課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

62
「竹林はるか遠く」での引き揚げの描写が生々しくて衝撃が強すぎたので、この続編は日本に帰った安堵感からか、余裕を持って読んでしまいました。でも、最後は前編と同様に涙があふれてきました。2015/06/07

かおりんご

41
「竹林はるか遠く」のヨーコさんたちのその後のお話。大変なのは、引き揚げの時だけではなかったのです!兄妹が自分達の力で生きるため、協力しあったのです。心ない人たちの一言や、殺人容疑、姉の入院など、様々な困難に出会います。でも、川島家の方が素晴らしいのは、前向きに乗り切ってきたこと。この本を読むと、戦後の日本が分かるだけではなく、自分の悩みはちっぽけなことかもしれないと、自分を見つめ直す機会も貰えます。一気読みしちゃうこと、間違いなし。おすすめです。2015/05/19

おかむら

36
朝鮮半島からの引き揚げ記の続編。命からがらやっとの思いで日本に戻れたもののそれでめでたしめでたしとはなりません。どん底貧乏。今の貧困とはレベルが違う。一杯のかけそばならぬ一杯のお茶。持ち歩いたペット茶余ったら捨ててしまうような暮らしをしてる私はそのうちバチが当たりそう。2015/12/20

James Hayashi

28
前編も読んでいるが、前編の説明もなくいきなり本章に入っているので、ストーリーを記憶にとどめている人以外には読みずらく不親切。前編を読んだのが3年前であり詳細はもちろん覚えていない。カバーを取った本体の表と裏表紙に著者の名前も入ってない。英語からの邦訳であるが、この形での出版に疑問を持つ。終戦時、北朝鮮から帰国し、母は死別、父は不明。イジメにあいながら成長していくヨーコの青春記。2018/10/30

みわーる

25
いつ死んでいても、おかしくはなかった。生きていることの方が不思議だ。つい、そう思ってしまうほどの、戦後の暮らしの苛烈さに、若い兄妹3人が強い絆を持って立ち向かっていく。彼らは朝鮮北部からの引きあげ者だ。賢く勇敢で愛に満ち、励まし合い、いたわり合って、険しい人生を前進していく。すさまじいと思えるほどの食料の乏しさ。恵まれた者たちからの過酷な差別と下劣なイジメ。困難が雨のように降りしきるこの世を生き抜けたのは、兄妹が互いを想い合う愛を胸に宿していたからだ。やっぱり愛は最強。愛は最強なんだ。読後の余韻も美しい。2024/05/17

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