内容説明
豊富な資料と数々の証言によって、戦後封印された「カミカゼ」の真実を解き明かし、世界に誇る「特攻」の真の意味を問う。
目次
第1部 封印された「カミカゼ」の真実(米国の対日占領政策と特攻批判;神風特別攻撃隊はなぜ誕生したのか;特攻作戦の開始;人間爆弾「桜花」が日本を救う;神風特別攻撃隊の最期)
第2部 世界が語る「カミカゼ」の真実(封印された「カミカゼ」の戦果;「カミカゼ」は統率の外道なのか;「カミカゼ」はなぜ世界で尊敬されるのか;神風特別攻撃隊員の遺書と書簡;大西中将の自決と遺書)
著者等紹介
吉本貞昭[ヨシモトサダアキ]
昭和34年生まれ。国立大学の大学院を修了後、中国留学を経て、現在は、ある大学の研究機関に在籍。専門分野の中国研究の他に、大東亜戦争の、開戦と終戦原因、特攻の戦果、東京裁判と日本国憲法の検閲について研究している。約10年にわたり高等学校で世界史などを担当。昭和20年9月14日に、東京・市ヶ谷台上で割腹自決した陸軍大将吉本貞一は、親類にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zunbe
2
正直言って、かなり偏っていると思う。「特攻は絶対に強制されていない、絶対に命令ではない、特攻隊員は、全員が自ら進んで散ったのだ」と言う。私は戦争を知らない世代なので、実際のところはわからないが、普通に考えて、自ら進んで散った隊員もいたであろうが、命令(または半強制)で散った隊員もいたであろう。当時の「空気」もあったであろう。皆、人間なのであるから、すべての特攻隊員すべてが同じ考えであるはずがなかろう。この書籍は、読み進んでも著者の思いには入っていけなかった。2015/05/23
ひろつそ
2
私心なく御国の為に散った若桜の英霊達。彼らを貶めることは許されない。2013/05/28
tatakuma
1
日本人の高潔な魂を感じる。2013/04/03
かなく
0
特攻隊員の出撃前の写真を見て遺書を読み、当時の状況を知りたくなり読んだ。 腑に落ちる部分は多かった。2016/01/21