ココダ 遙かなる戦いの道―ニューギニア南海支隊・世界最強の抵抗

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  • サイズ A5判/ページ数 501p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784892959073
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

上陸作戦を専門とする大本営直轄“南海支隊”がたどった、激戦地ニューギニアを貫く飢餓と絶望の道―。豪州の映画祭で最優秀作品賞に輝いたドキュメンタリー番組『Beyond Kokoda』の制作陣が、日豪両軍の元兵士に取材を敢行し、スタンレー山脈ココダ街道からブナ・ゴナの死闘に至る壮絶な戦いのすべてを、今ここに描き尽くす。これまでにない“新たな視点”で綴られるポートモレスビー作戦、その全貌とは―。

目次

イオリバイワ
南海支隊
ラバウル占領
ココダ攻略戦
イスラバの戦い
ミルン湾の蹉跌
補給線途絶
転進
撤退戦
支隊長の最期
北部海岸防衛
バサブア守備隊
サナナンダへの道
ブナ陥落
脱出
故郷への長い旅
廃墟の中から
終わりなき悲しみの道

著者等紹介

コリー,クレイグ[コリー,クレイグ][Collie,Craig]
1946年生まれ。シドニー在住。オーストラリア国営放送の元チーフ・プロデューサー。2004年、ニューギニア戦に関するドキュメンタリー『Beyond Kokoda』を制作。同作品は2009年にはその内容が高く評価され、第7回オーストラリア有線放送大賞のドキュメンタリー部門で最優秀作品賞を受賞し、第51回ロギー賞の最優秀ドキュメンタリー部門にもノミネートされている

丸谷元人[マルタニハジメ]
1974年生まれ。オーストラリア国立大学卒業。同大学院修士課程中退。オーストラリア国立戦争記念館の通訳翻訳者を皮切りに、長年、通訳翻訳業務に従事。この間、パプアニューギニアへの投資促進のためのコンサルタント会社のほか、いくつかの現地企業を設立。同時に、コーディネーターとして複数の海外大手テレビ局の番組制作に参加し、海外書籍の出版にも参加している

丸谷まゆ子[マルタニマユコ]
1971年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。アパレル会社勤務後、カナダ・バンクーバーに一年半滞在。帰国後、大手通信会社の海外投資部門における翻訳担当を経て、在宅翻訳者に。現在、4児の母親(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スー

7
圧倒的な物量を持つ連合軍に補給を絶たれ病に苦しみながら戦い続けた南海支隊に驚きました。糞尿の混じった泥水を飲み、敵の死体を食べて何度も敵を撃退しながら撤退を続ける。ガダルカナルを優先させた為に援軍も来ず国を想い茶碗一杯のご飯を夢見て倒れた兵士達を思うと胸が張り裂けそうです。地獄の様なニューギニアを生き延びたオーストラリア兵は日本兵を憎む人が多いのに、日本兵は逆に戦友のような感情を抱いているのは日本人特有の感情なのかもしれないですね。元兵士は国の問題を武力で解決するのは間違いだと信じている。2016/09/08

teitowoaruku

1
太平洋戦争もまだ初期の、南海支隊によるスタンレーの山越えとそれに続くブナ防衛戦を記した本。補給も続かないこんな無理な作戦が戦争初期から、それも一人の人間の思いつきから始められたことに驚く。これほど絶望的な状況でも力強く戦える部隊を、みすみす潰した軍上層部はなんだったのだろうか。2021/03/21

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