内容説明
「全国引きこもり親の会」顧問の精神科医が豊富な臨床例から治療の道筋をわかりやすくアドバイス。
目次
第1章 ひきこもりからの回復―親の10ステップ(今までのやり方は無力だった;深刻化した要因に気づく;母親の過剰と父性の不在;第三者の存在を活用 ほか)
第2章 ひきこもりからの回復―若者の10ステップ(ひきこもっていては、どうにもならなかった;重圧から解放された;居場所、フリースペースに参加;医療やNPOを利用する ほか)
著者等紹介
中垣内正和[ナカガイトマサカズ]
精神科医・心療内科医・医学博士。専門、精神科・心療内科一般・アディクション(ひきこもり、摂食障害、アルコール依存症)。新潟大学医学部卒。前新潟県立精神医療センター診療部長。現医療法人佐潟(さがた)荘副院長。日本嗜癖(しへき)行動学会理事。新潟医療福祉大学講師(非)。全国引きこもりKHJ親の会顧問。全国薬物依存症者家族連合会顧問。にいがた摂食障害親の会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねここ
4
まず初めに、今までのやり方は無力だった、と気づくことが大切と言う。なるほど、今が上手くいって無いのなら、その考えにしがみついていても仕方ない。何度も繰り返される「人生はいつからでもスタートです」に励まされる。「人生に無駄などはありません。決して遅れていないのですから、あせる必要もないのです。大切な自分の感性は保たれています。時代は大きく変化して、新しい学びと働きの精神が登場しています。自分自身を、自分らしく、自分のため(ひとのため)に生きていると言うことを、一歩一歩確認しながら、歩んでいきましょう」2020/10/17
カラ崎検査官
1
ややまとまりのない書き方で、そもそもどういう読者層にあてた内容なのかはっきりしない(著者曰く、家族や当事者向けのようだが…)。ただそれでも、完璧主義を無くすための10のアイテムとか、長期ひきこもり事例では身体的な疾患を伴い易い点、ひきこもりの見立ての視点など、役に立つポイントは散見される。2019/05/06
Asakura Arata
1
中流生活へのしがみつきが引きこもりを辛くする。今後は一億総下流の時代なので、その辛さは和らいで行くような気がする。2014/03/06
takkan
0
親としてとても勉強になりました。2009/12/06
昌也
0
本棚2023/02/01