内容説明
小学生、大学生、主婦、会社員…立場を超えて思いがひとつになった。悲しい出来事―でも、そこから希望の虹を見つけた。猫虐待ネット掲示事件を契機に、社会を動かした人々の記録。
目次
1 An Incident―嘘であってほしかった(The Beginning―震える手;Action―ダイアル110;Depressed―痛み… ほか)
2 A miracle―声が届いた日(Voice―1%の確率;Rescue―旅立ち;Message to Japan―祖国へ送るメッセージ ほか)
3 Hope―虹の橋へ(Make a precedent―前例;Life―日常の中で;Hope―目標に向かって ほか)
著者等紹介
mimi[MIMI]
東京生まれ、NY在住。こげんたちゃん事件をきっかけにサイト++Dear,こげんた++を2002年6月に設立
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
63
捕獲した野良猫(戒名こげんた)を工具で尾と耳と脚を切断・首を締める写真を公開し、絶命までの4時間を実況中継した福岡猫虐待事件。懲役半年執行猶予3年。本書は編集の拙さはあるが伝えたい一心で詳細をまとめ上げ、寄せられたこげんたへの温かい言葉や詩、様々な人々が立ち上がった法改正への軌跡なども多分に盛り込まれている。感情的な感想ばかり並びがちが、『たかが野良猫1匹』と言及する父親を持つ犯人の背景をきちんとフォーカスしないのは建設的ではないし、これだけ優しさを示して動いた人々への称賛の声はもっとあっても良いと思う。2020/06/10
よし
20
「読んでる本」に登録して何ヶ月過ぎただろう。「今読んでいるみんな最新」を見ると3月26日 途中まで読んで・・ その間に「糖尿病」「歯周病」など読むことになり・・ 「こげんた」気になりながら、けれど 自分の体も気になり・・ 不器用な私・・ ゆっくりと気持ちを落ち着かせて「ごげんた」を読みたいと思い・・ 図書館から 2回目として 借りてきた。今 読み終えた。泣きながら・・ 怒りながら・・2015/08/11
Nakamura Wataru
3
犯人が憎くて憎くて憎くてたまらない2013/02/28
すず
3
本屋で立ち読みして、泣いてしまいました。こんなことをするなんて、人じゃありません。何とも思わなかったんでしょうか。この事件があった2002年は、まだ4歳だったので覚えていませんが、もし、今だったら、絶対署名してただろうな、と思いました。もう二度とこんな事件は起こしてほしくありません。私は、大人になったら獣医になって、こげんたみたいにひどいめにあっている動物を助けます。犯人は、今頃絶対ばちがあたっていると思います。こげんた、ごめんね。人間のひとりとして、謝ります。2012/01/08
七鵺
2
終始泣きながら読み終えた。こげんたちゃんに出逢えて良かった。ありがとう。2015/02/03