内容説明
プロゴルファーの杉原輝雄さんが拾った白い子猫・マイ。マイは、前足だけしか動きません。オシッコもウンチもひとりではできません。だから、だれかが面倒をみないと、すぐに死んでしまいます。でも、マイは親子イヌのケイパーとナナ、そして杉原さん家の大切な、かけがえのない家族のひとりなのです。歩くことも、走ることもできないマイが教えてくれた、命の大切さとは…小学校中学年以上向き。
目次
ひとりぼっちの子ネコ
おじさんとの出会い
がんばれマイ
おかあさんみたいな人
はじめての友だち、家族
ねぇ、いっしょに遊ぼう
マイの幸せな日々
ナナ、さようなら
マイの悲しみ
みんな、いつまでも家族だよ
著者等紹介
今泉耕介[イマイズミコウスケ]
北海道生まれ。大学卒業後、オーディオ専門誌、健康雑誌などの編集を手がける。現在、フリーライター、編集者として、広く出版関係の仕事に従事。とくに子どもの教育問題、動物と人との心の触れあいに目を向けている。埼玉県入間郡三芳町在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろぴよ
1
かわいそうだった。2009/06/14
ワタナベ読書愛
0
2003年刊行。野良猫の過酷な生活と、拾われた先で幸せになっていく様子が描かれた動物ドキュメント。実際に、猫に取材をするわけにいかないので、筆者の想像力で書いた部分も多いと思うけども、きっとそういうふうに感じていたのではないかと思う。親と別れ、事故に遭い、知らない人に保護され、気が付いたら下半身が動かない…という波乱の猫生を生き抜いた白猫のマイちゃん。不思議な運命と、個性豊かな同居人・犬。ドラマチックで読み応えがあった。動物を飼うことの大変さと素晴らしさがみっちり味わえた。心が洗われる素敵な児童書。2025/10/23




