内容説明
子どもの訴えが大人を動かした!「盲導犬は目の見えない人を助けるのに目の見えない子犬はだれが助けるの?」道徳の教科書に載ったお話。小学校中学年以上向き。
目次
段ボール箱の白い子犬
盲人の歌手と盲導犬の物語
目の見えない犬は悪い犬?
ルールを越えて…
じっちゃんが少年だったころ
紙芝居になったダン
愛知から愛媛へ、千円同封の手紙
ダンといつまでも
ときは流れても
著者等紹介
関朝之[セキトモユキ]
1965年、東京生まれ。城西大学経済学部経済学科、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部福祉学科中退。スポーツ・インストラクター、バーテンダーなどを経てノンフィクション・ライターとなる。医療・労働・動物・農業・旅などの取材テーマに取り組み、同時代を生きる人々の人生模様を書きつづけている。「愛犬の友」(誠文堂新光社)に人間と犬のドラマを描いた「ヒトとイヌ」を、「月刊がん~もっといい日~」(日本医療情報出版)に小児がんで亡くなった子どもたちの魂を記した「いのちの残照」などを連載している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あこぶ~
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『高野山の案内犬ゴン』の作家繋がりで借りた。児童書なので瞬時に読了。予約枠がイッパイなので、コレ借りたあと同じ作家のを予約した。市内図書館に1冊しかないけどすぐ届いた。返却して借りてまたすぐ返しに行く・・・メンド臭い(^^; その場で読んで返せば一手間減らせるのだけど図書館滞在時間がもったいない。貸出数が6冊なのがネックだなぁ。以前なら家族カードで借りられたのに、もう期限切れで使えない。そんなカードを捨てられずに持ってるんだよね。。。手続きするたびにそのカードを見て切なくなる。アホだな私(涙)2018/08/04
デコボコ道男
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80点 GW最後の日、雨なので読書三昧な日にしようと思っていたが、読んでる途中のビジネス小説がなかなか集中できず、こっちに切り替えました。小学生向けの簡単な本ということもありますが、話に引き込まれて一気読みしました。昔の純粋な気持ちを思い出し、なんかいい気分になりました。活字スランプの日にもってこいの本です。2025/05/06
crane155
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〔2002年2月13日発行〕2020/07/11
ミノムシlove
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図書館で借りた後購入。不覚にも涙が勝手に流れて止まらなかった。目の見えない仔犬がすてられていた。団地では犬が飼えない。その団地に住む二人の少女が言った。「目の見えない人を助ける犬はいい犬でしょう、目の見えない犬をどうして助けてはいけないの?」なんという説得力のある言葉であるか。幸い理解のある地域と温かなこころを持つ人たちの尽力でこの子は救われた。愛くるしい白い犬である。良かった。でもこの本の中には『犬の命は平等だが犬の生涯は不平等だ。』という言葉もあった。どの犬も幸せであってほしいと常に願う。