内容説明
英語教師のマイケルさんが公園で見つけた子犬の目には、なんと接着剤がぬりつけてあった!この事件は新聞に取りあげられ、マイケルさんはテレビにも出演。里親希望者が100人をこえるなど、子犬の周囲はにわかにあわただしくなっていきました…。いまは治療をうけ、幸せに暮らす子犬。彼をとりまくすばらしい人間関係が描かれています。小学校中学年以上向き。
目次
目が見えない子犬がやってきた
母のない子犬、子のない母犬
「時の犬」になったクマ
番地のない一通の手紙
人間と犬は同じ生き物
新しい里親たちへの伝言
さよならマイケル
「神様の街」の新しい光
風たちの足跡
おわりに―人間たちの心のリレー
著者等紹介
関朝之[セキトモユキ]
1965年、東京都生まれ。城西大学経済学部、日本ジャーナリストセンター卒。仏教大学社会学部中退。スポーツ・インストラクター、調理師などを経てノンフィクション・ライターとなる。テーマの1つである「ヒトとイヌのドラマ」を求めて日本全国を取材して歩いている。「愛犬の友」(誠文堂新光社)に『ヒトとイヌ』を連載中。著書に『歓喜の街にスコールが降る』(現代旅行研究所)/『たとえば旅の文学はこんなふうにして書く』(同文書院)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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神城冥†
8
ノンフィクション。ある日マイケルが公園に捨てられた犬を保護したが、目と体とおち〇ちんには瞬間接着剤が付けられ、目が開けられず、おしっこもできない状態だったという…。保護してから里親に出すまでの話。しかし…酷い事する人間がいるもんだ。でも純平が救われて良かった。2014/10/13
刹那
4
動物虐待は無くなって欲しいけど、我が子の虐待でもなくならないんだからなかなか難しい問題。。2022/05/16
hoguru
4
息子10歳1人読み2021/02/08
ちょろぴよ
1
ひどかった。2009/06/13
crane155
0
「この童話を読んだ君たちが、自由な心を持った大人になってくれればうれしいなぁ……。だって、自由な心を持った人は、他人はもちろん、どんなに弱い立場の動物であろうと、その存在を認めるはずだから……。」p.141 関朝之さん、H13.3 〔2001年3月22日発行〕2020/07/11