内容説明
ななえさんちの盲導犬ベルナは、おばあさん犬。白内障という病気のために、目が見えなくなってしまいました。「ボクが、ベルナちゃんの目になってあげる」小学三年生の幹太くんは、目の見えないお父さん、お母さん、そしてベルナの目となって大はりきりです。ところが、ベルナのほうは、盲導犬の仕事がなくなって、すっかり元気がありません。ななえさんはいろいろ考えて、ついにベルナの新しい仕事を思いつくのでした…。これは、盲導犬と暮らした一家の愛と感動の実話です。小学校中学年以上向き。
目次
元気のないベルナ
幹太の目がたより
いたずらしちゃお
新しい仕事
いたくしないで
大好きだったのに?
まだ、だいじょうぶ
長いあいだ、ごくろうさま
宙をける足
いつもとちがう
三つのさよなら
しっぽのつけね