内容説明
「どうしてはなぢがでたんだろう。どこにもぶつけてないのに」お母さんが心配したとおり、コウスケくんは、そのとき白血病というむずかしい病気にかかっていたのです。…コウスケくんが小学校にあがった年の秋のこと。お母さんは、たくさんの悲しみとひきかえに大切なものを手にいれました。それは、あさがおのたねでした。いま、コウスケくんの「いのちのあさがお」は骨ずいバンクを広める運動とともに全国へ広がろうとしています。小学校低学年以上向き。
目次
ひげをはやしたへんなやつ
コシヒカリ誕生
ピンク色の水そう
ながい針とふとい針
大きなハンマー
ツルッツルの頭
コウちゃんが走る
もうすぐ死ぬんかなあ
小さなハンバーグ
星が見たい…
花は生きている
いのちの旅立ち
コウちゃん、ありがとう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もも
4
「そうか、こういう話だったのか。泣いちゃうかも」表紙の折り返しに書かれていたあらすじでまず思った。児童書でこの類いの本は初めて読んだかもしれない。今後、この朝顔の種に出会うことがあったら、大事に育てたいと思った。このドキュメンタル童話シリーズ、他の本も読んでみたいと思った。2022くもんすいせん図書。2023/03/13
飲も飲も
3
白血病で亡くなったコウスケ君。新潟県中条。2022/10/25
piyちゃん♡
3
学級文庫にあった本。白血病になったコウスケくんのお話です。白血病になってしまったコウスケくんですが、やっぱりいろんな思い出が頭の中に残っていると思います。そういうような病気になってしまうのはしょうがない事ですが、やっぱりすごいなと思います。だって、コウスケくんが病気で3ヶ月だけでも学校に行けなかったら、あさがおは植えなかった事になるよね。3ヶ月でも学校に行けてよかったと思いました。★★★★★2019/10/16
kaffy
1
白血病で亡くなったコウスケくんの記録。長女に「読むべきだ」と薦められて読みましたが、この本を読むことは非常に辛い事でした。同じ年頃のチビと重ねてしまう。こんな小さな体で、辛い治療と死の苦しみに向き合わなければいけなかったコウスケくん。私たちは色々な病気で苦しんでいる人がいる事を知らなければいけない。健康に感謝しなければいけない。でも・・・知ることの辛さから逃げたがっている自分がいます。2011/02/28
毛荒れスミス
0
子供に買ってあげた本だけどちゃんとした内容でとても良かった。そして泣いた。2020/12/19