内容説明
「豊かさ」とは何か…?100タイトルを超える児童文学作品が国内外で広く読まれている著者が、あなたの未来へ贈る絵本。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
児童文学作家。1961年生まれ。鳴門教育大学大学院修了。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などをへて、児童文学を中心とする創作活動と講演活動を行う
田村セツコ[タムラセツコ]
イラストレーター・エッセイスト。1938年東京生まれ。銀行勤務をへて童画家松本かつぢの紹介でイラストの道へ。1960年代に『りぼん』や『なかよし』のおしゃれページや表紙で活躍。1970年代には“セツコ・グッズ”で一世を風靡する。サンリオの『いちご新聞』では1975年の創刊以来イラストエッセイを連載中。1980年代には名作童話の挿絵を多数描き、「おちゃめなふたご」シリーズ(ポプラ社)がロングセラーに。池袋コミュニティ・カレッジで「絵日記を描いてハッピーに」をテーマに講座を持ち、年に数回、個展をひらいている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
25
図書館で借りて読了。皆、幸せに暮らせたらいい❢ 絵がとても素敵です😊2020/07/29
anne@灯れ松明の火
25
心がふるえる「5つの風の絵ものがたり」シリーズ。田村セツコさんの絵が懐かしい。カラフルで、かわいらしい絵が楽しく、明るい気分で読み始めたが、思いがけず、重い話だった。偶然に見つけたタネから育った見事な木が素朴な村人たちを狂わせていく……。絵がかわいらしい分、欲の恐ろしさ、人間の愚かさが際立つようだ。最後に、大金持ちはどうなったのだろう。どこか遠いところへ飛ばされて過ちに気づいて、生き直していたらいいのに……。タイトル、表紙からは、想像できない考えさせられる作品だった。#NetGalleyJP2020/05/03
みさどん
14
話の大筋はよかったけれど、絵がコミカルで残念。インディアンの教えの様で、そんな民話調の語りにして多くを語らない絵ならばすごくいいものになりそう。宝の木に目がくらみ、大切なものを失いかける人間の話だもの。2021/02/10
ぴよ子
13
この絵本は、何よりも絵がとても好きでした。 服にはハギレかなにかの貼り絵がしてあって、優しい水彩やクレヨン画ともマッチしていてとても素敵でした。とても色鮮やかでおしゃれな感じがしました。 お話も、とてもよくできていて教訓のようなことも感じました。2020/04/30
読書国の仮住まい
4
村に住むリンは独りです。 でも村の人たちが大切にしてくれるから寂しくはありません。 ある日庭で虹色に輝くものを見つけました。 どうやら種のようです。 日当たりのいい場所に埋めて水をやると芽を出しました。 やがて大木となり七色の花を咲かせます。 その見物客目当てに村の人たちは商売を始めます。 諍い事も増えていきます。 やがて花は枯れ実を付け、これを世界一の金持ちが取ろうとします。 もう少し、というところで実は星となり飛び去ります。 木は枯れ村の人たちも元に戻ります。 買い占められた土地なのに何故耕せるのか?2022/06/17
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