内容説明
ある日、川の中に見なれない魚が現れて…。飼い主に捨てられた外来種や多摩川に住む魚を助けるために。いきものと環境を考える絵本。
著者等紹介
山崎充哲[ヤマサキミツアキ]
1959年神奈川県生まれ。水辺の安全教育委員会、ガサガサ水辺の移動水族長。川崎河川漁業協同組合総代。「おさかなポスト」創設者『おさかなポストの会』代表。川崎市特別派遣講師(理科)東京都レッドデータブック選定委員。2012年関東川の日ワークショップ賞入賞など、2006年より数々の環境関連の受賞がある
小島祥子[コジマショウコ]
画家。1954年東京都北区生まれ。東京芸術大学・美術学部卒業。個展を中心に活動しながら、書物の挿し絵など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
23
お魚大好きなオタマさん。オカンが読み聞かせた後は一人で読みふけっていました。オカンがニホンミツバチの保護活動をしているため、在来種と言う言葉になかなか敏感な彼女。とはいえアマゾンの魚は守備範囲に入っていないので、二人で読みふけってしまいました。「小学校でかってるんだって!」…うんうん、でもうちはもらいに行けないよ墨田区なんだから…と言ったら荒川で探してみるそうです。2018/05/01
くすみ
9
外来種の保護活動の話。普段悪者扱いされている外来種視点で書かれており、彼らも被害者なのだと感情移入。解説のおさかなポストが出来る経緯を読むと捨てる側のあまりの無責任さに憤慨。大人は是非解説を。おさかなポスト自体は残念ながら今年の5月に閉鎖されているよう。【4歳9ヶ月/】2019/09/12
きっちんきりん
7
作者の方、亡くなってしまったんですね。 現在は、おさかなポストも閉鎖されているようです。 優しい方だったんだろうな、、 外来種問題、広く一般の方に認知されないと厳しいような気がする。 鉄腕ダッシュでやっている「グリル厄介」という外来種をおいしく食べるコーナー、ああいう取り組みが良いと思います。桝さんのようなサイエンスコミュニケーターが活躍する場ですね。2024/03/06
Miyako
5
魚好きの息子チョイス。多摩川に魚が捨てられることは、魚図鑑moveのDVDで説明があって、知っていました。環境を守るための取り組みであるおさかなポストのことを知り、興味津々でした。レッドテールキャット、アロワナとかアリゲーターガーが好きな息子は、悪いことしていないなよね?と心配そうに聞いてきたので、「捨てる人が悪い」と説明するとほっとしていました(笑) 登場する魚達の絵もかわいくて、最後に説明もあって。手元においておきたい一冊です。2017/11/25
どあら
5
川を守る大切な約束を子供達に読み聞かせを通して伝えていけたらいいなとおもいました。(3分47秒、3年生以上)2013/07/07