内容説明
「コモンズ(共有地)の悲劇」とは、競争の末に、全員が疲弊し貧しくなる法則のこと。我が国経済も成長の限界を迎え、「コモンズの悲劇」に陥り始めたように見える。日本型漁業が伝承する共生の価値観こそが、この悲劇から脱け出すカギとなろう。
目次
第1章 自由競争こそ諸悪の根源
第2章 貿易は本当によいことなのか
第3章 グローバル化には問題が多い
第4章 日本型漁業に見る衰退期の生き残り戦略
第5章 資源管理型漁業の一般経済への応用
第6章 漁業に市場原理主義を持ち込もうとする動き
第7章 幸せの方程式
第8章 我が国の進むべき道
著者等紹介
佐藤力生[サトウリキオ]
昭和26年12月大分県大分郡庄内町(現:由布市)生まれ。昭和45年3月大分県立大分上野丘高等学校卒業。昭和49年3月東京水産大学(現:東京海洋大学)増殖学科卒業(この間大学に研究生として在籍)。昭和51年4月水産庁入庁(国家公務員上級職:水産)。昭和60年6月~在モスクワ日本国大使館二等・一等書記官。昭和63年7月~水産庁遠洋課北方底引き班課長補佐。平成4年4月~宮崎県漁政課長。平成7年4月~内閣官房外政審議室海洋法制担当室出向。平成8年7月~水産庁企画課首席企画官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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