実業之日本社文庫<br> 国萌ゆる 小説 原敬

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実業之日本社文庫
国萌ゆる 小説 原敬

  • 著者名:平谷美樹
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 実業之日本社(2024/12発売)
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  • ISBN:9784408559247

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内容説明

凶刃に斃れた
平民宰相に今こそ学べ!

日本初の政党内閣を率いた
平民宰相、激動の生涯!

南部藩士の子に生まれ、戊辰戦争での藩家老・楢山佐渡の死に際し新しい国造りを志した原健次郎(後の原敬)。
明治維新に際し士族をはなれ平民となった後は、新聞記者、外交官を経て、政治の世界へ転じる。
藩閥政治から政党政治への刷新を掲げるが、総理の座に就くまでには大きな壁が。〈平民宰相〉と呼ばれた政治家の不屈の生涯を描く大河巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ryohey_novels

6
『柳は萌ゆる』から繋がる原敬の一生。時系列に沿った丁寧な筆致は吉村昭作品を思わせる。賊軍とされた盛岡出身の原が、薩長閥に対する反発や葛藤を抱えながら首相へと上り詰める過程での心情変化が本作の軸。就任後も原は護衛を嫌った。国家と心中する覚悟ゆえ。原は民衆に暗殺された。この時代は民衆による爆破・放火・襲撃が頻発、不満が暴力に転じる素地があった。その点で現代社会は原の四大綱領の一つ教育の成果とも言える。最後の場面、楢山佐渡の言葉を踏まえた妻の「ここにも、柳は萌えていますよ」。静謐ながら力強い余韻を残す良い場面。2025/05/18

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