内容説明
2枚落ち(飛角落ち)は、上達の過程における道標のようなものです。2枚落とされたからといっても、簡単には勝てません。定跡の力をかりることが必要です。そして2枚落ち定跡は、将棋の基本になる手筋がすべて含まれているのです。
目次
第1章 銀多伝
第2章 3筋飛車
第3章 上手5五歩突き
第4章 実戦譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
5
昭和61年刊行。先崎九段の『駒落ちのはなし』よりも初心者向けのものとして購入した▲強めにした二枚落ちAIにボロ負けしたのでおさらいのため再読した▲上手に飛車角がない以上、角筋を通してさらに4筋3筋の位を取った方がよい。相手は自陣の左辺を守ろうとするなら、左の金銀を左辺に釘付けにせねばならぬから。その上で銀多伝の場合、下手は中飛車にして玉は右に、そして三歩突っ切りの場合は石田流の左右反転みたいな形になる▲銀多伝や三歩突っ切りという名称、いつからあるんだろう。固有名詞といつには固有さがうすい2017/10/07