内容説明
本書では、「タテ歩取り戦法」の基礎になる駒組みと、戦い方をあらゆる角度から解説してみました。
目次
基礎知識
ひねり飛車
9七角型
空中戦法
丸田流急戦
内藤流棒銀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
47
「九段芹沢博文」名義で11冊出ていたシリーズの最初の本。1989年刊行で「タテ歩取り・ヒネリ飛車が必勝」と解説する本だが。それは後手が4四金型であり、形が悪すぎるため。その後、3二金型で後手有利とされており、ヒネリ飛車はプロ棋戦では絶滅状態になった。2022/04/24
こばんざめ
2
そのむかし読んだ本の再読です。この黄色表紙の将棋本、正直言って歴史的骨董品の領域です。実際に執筆されたのが1960年代から1970年代にかけてであろうと思われます。実に50年前の本です。タテ歩取り戦法はちょうどそのころ指され始め、1980年代前半あたりには「将棋の必勝手順が発見されるとすればタテ歩取りだろう」といわれるほど猛威を振るったものです。それも今となっては完全に廃れておりましたが、最近になって大橋貴洸六段が独自研究でタテ歩取りの本を出しております。あれっ。この本の説明をする字数が足りなくなった…2020/06/07