破落戸(ごろつき)―あくじゃれ瓢六

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163902722
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

盟友の篠崎や謎の女人お奈緒らと共に“妖怪”こと鳥居甲斐守の悪事を暴く瓢六。闘いはいよいよ正念場を迎える。人気シリーズ第5作。

大火でお袖を失ってから五年。度重なる恋人や仲間との別れに気力を失い逼塞していた瓢六も、前作で盟友・篠崎弥左衛門と再会し、再び悪に立ち向かうべく動き始めていた。時は幕末、水野越前守を後ろ盾に悪行をはたらく南町奉行の”妖怪”こと鳥居甲斐守との闘いが熾烈を極めるなか、共に働く謎の女人、奈緒の過去が明らかに……。

内容説明

大火で恋女房のお袖を失ってから五年。度重なる恋人や仲間との別れに生きる気力を失い、隠棲していた瓢六も、盟友・篠崎弥左衛門と再会し、再び悪に立ち向かうべく動きだした。時は幕末、水野越前守を後ろ盾に悪行を働く南町奉行の“妖怪”こと鳥居甲斐守との闘いは熾烈を極める。同じ本所に住む若き勝麟太郎との交友、共に働く謎の女性、お奈緒への秘めた思い…。中年にさしかかり色気も知恵も円熟味を増した、瓢六のするどいまなざしが冴える。「あくじゃれ」シリーズ最新刊!

著者等紹介

諸田玲子[モロタレイコ]
1954年、静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒業。外資系企業勤務ののち、向田邦子ドラマのノベライズや翻訳を経て、小説執筆を開始する。96年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第二十四回吉川英治文学新人賞、07年『奸婦にあらず』で第二十六回新田次郎文学賞、12年『四十八人目の忠臣』で第一回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

85
久々のあくじゃれだったので、記憶が曖昧なまま読みましたが、面白かったです。昔に比べて飄六のあくじゃれぶりが薄れたような気がしたのは気のせいでしょうか。身分違いの恋に身を焦がすのは一人の男となった感があります。恋女房のお袖も行方知れずになっているのが今後どうなるのかという余韻を残します。完結編なのか、今後も続くのかどちらなんでしょう。2017/05/13

いつでも母さん

35
久しぶりのあくじゃれ瓢六シリーズ!もう5巻目かぁ。瓢六のキャラが好きだったんだけど・・自分の頭ん中で色んな作家のキャラ達が乱舞しちゃって瓢六の影が薄くなる(笑)諸田作家、そろそろ落とし所決めて欲しいな。と、勝手に希望するワガママな読者の私だった。2015/06/23

007

27
★★★☆☆ シリーズ5作目。若い頃はブイブイ言わせた瓢六もすっかり歳をとったなぁ。あの頃の瓢六に会いたいよ。(火事で死んだとされる)妻に未練を残しながらも奈緒と関係を持ったりして・・・もしお袖がひょっこり現れたら八つ裂きにされちゃうな。2015/07/13

23
う~ん、瓢六さんの魅力がダウン…。シリーズ完結なんでしょうね、続いても手にするかなぁ?お袖さんの存在が、このシリーズ偉大だったのねぇと思いました。2016/09/01

baba

19
あくじゃれ瓢六5弾。前作から空いていたので、久し振りの瓢六にチョット戸惑う。ワルがすっかり影を潜め、良い人になっていて寂しい。悋気するお袖が好き、一途に奈緒を想う瓢六はちょっとなぁ。鳥居も失脚して、勝海舟の若さが眩しい。弥右衛門との掛け合いはそのままでホッとしました。2015/07/13

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