内容説明
本書では、私が看護師として過ごした四十七年の歩みを綴っています。ハンセン病の後遺症を抱えて生きる人たちとの出会いを中心に、宮古島(沖縄県)やタイ国での活動、私が看護を通して得てきたことや、信仰を通して受けたことについて、まとめています。本書を手にとってくださった方の中には、自分の生きる道や在り方、将来に迷いを持っておられる人もいるかもしれません。そういう方たちにこそ、私は知ってほしいと思っています。ハンセン病を患い、日本の強制隔離の療養所で人生を送らざるをえなかった人たちがおられるということ。理不尽に人生を変えられた人たちが、どのような環境で、どんな風に生きて来られたのか、ということを。
目次
プロローグ
第1章 転機になった五つの出会い
第2章 タイ国への道のり
第3章 「ボランティア看護師」と呼ばれて
第4章 村の高齢者を自宅に訪ねて十数年
第5章 チャンタミット社の若いワーカーたちとの協働
第6章 備えられた出会い
エピローグ
著者等紹介
阿部春代[アベハルヨ]
1954年青森県に生まれる。2007年3月大山健康財団「大山健康財団賞」受賞。2011年3月読売新聞社「第39回医療功労賞」受賞。11月公益財団法人社会貢献支援財団「平成23年度社会貢献者表彰」受賞。2019年10月~現在、タイ国で、好善社のチャンタミット社(ハンセン病に関わるタイ国NGO)支援事業の連絡・調整と、チャンタミット社の活動に協力。現住所、タイ国チェンマイ県ハンドン郡(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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