内容説明
高気圧酸素療法(HBOT)とは、高い気圧の環境下で純酸素を吸収させることにより、生体内に生じた低酸素状態を改善する治療法である。本書は同治療法がわが国に導入されて以来、50年にわたり研究と普及に取り組んできた著者による、理論と実践の書である。
目次
1 高気圧酸素療法の効果:理論的背景
2 高気圧酸素療法の負の効果
3 高気圧酸素療法の装置について
4 マイルドHBOの検証:効果はあるのか
5 高気圧酸素療法の臨床応用
6 これからの課題
著者等紹介
八木博司[ヤギヒロシ]
1953年九州大学医学部卒業後、九州大学病院第2外科入局、医学博士。1964年米国ハーバード大学留学。1966年九州大学医学部講師。1968年九州大学温泉治療学研究所(現・生体防御医学研究所)外科助教授。1970年八木病院院長。2004年4月から現在まで八木厚生会理事長。日本救急医学会功労会員/同指導医、日本外科学会指導医/同専門医、日本脈管学会特別会員、日本静脈学会特別会員、日本臨床外科学会特別会員、日本臨床高気圧酸素・潜水医学会評議員/同監事、日本低温医学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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